--.--.-- --:--|スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2013.03.12 01:04|危険な食べ物
images.jpeg

今日は今も意外と知られていないこと。何にでも入っているけれど避けて欲しいものについて書いていきたいと思います。
菓子パン、クッキー、ウェハースなど裏の表示をみれば必ずといってよいほど入っているのが「ショートニング」「マーガリン」
名前の響きから「調理に使うヘルシーな素材?」のように思えるのですが、実はこれは非常にやっかいなもので、長期にわたり継続的に摂取すると身体に様々な害を及ぼす原因となるものなのです。
子供が大好きなお菓子に入っているマーガリンやショートニング。大人が知識をもっていれば極力避けられるものですし、大人の私たちにとっても動脈硬化やアルツハイマーを招く要素となりえるものの一つなので注意が必要です。


そもそもマーガリンやショートニングやとは何なのでしょう。

さて、マガーリンとは、元々はバターが高いので、その代用として植物油脂を加工して作られたもので、お菓子やパン、クッキー、ケーキなどにも使用されています。植物由来だからバターよりは健康的?というイメージを持たれている方も多いですが、いやいや。マーガリンは自然界に元々存在しない不自然な食べ物なのです。

次に。ショートニングとは、マーガリンから水分と添加物を除いて純度の高い油にしたものです。ラードやバターの代用としてサクサク感(英語でShort)を出せて、しかも安価な為、クッキーなどの焼き菓子、フライや揚げ物など幅広く使われています。外食で出される揚げ物に使われる油は多分ほぼショートニングでしょう。

通常、油(例えばバター)は冷蔵庫では固まっていますが、常温では液体になりますよね。でもマーガリンもショートニングは常温でもトロみのある状態(半個体油)のまま溶けません。
つまりショートニングやマーガリンは科学的に作られた「人工油」で、トランス型という立体構造を持つ自然界に存在しない異常な油なのです。

マーガリンがどのように作られるかというと、液状の植物油に強制的に水素を添加して、あのような半個体の状態に固まらせるのですが、この際にトランス脂肪酸というものが生じます。これがトランス脂肪酸という悪者なのです。
ショートニングもマーガリンと同じ方法で作られるのですが、マーガリンより倍近いトランス脂肪酸を含みます。

では、トランス脂肪酸とはなんなのでしょう?少しだけ掘り下げてさらっと説明しますね。

トランス脂肪酸とはマーガリンやショートニングなどの加工された油や、インスタント食品、スナック菓子に含まれる脂肪酸の一つです。液状の油(不飽和脂肪酸)を固まらせるために水素を添加するとこれが(飽和脂肪酸)というものに変化するのですが、この工程で発生するのがトランス脂肪酸というものなのです。脂肪酸の話になると少し難しい科学の話になってしまうので、ここからさらに詳しくトランス脂肪酸についての知識は農林水産省のサイトに詳しく、そして解りやすくまとめられていますので、参照なさってください。

農林水産省「すぐにわかるトランス脂肪酸」




トランス脂肪酸が人体に及ぼす危険とは?

1. <トランス脂肪酸と動脈硬化の関係>

トランス脂肪酸は悪玉コレステロールを増加させ、善玉コレステロールを減少させます。血液中の悪玉コレステロールが増加し、善玉コレステロールが減少すると動脈硬化や心臓疾患のリスクが高まります。

2. <トランス脂肪酸と花粉症&免疫低下の関係>

これらトランス脂肪酸が含まれる大豆やコーン由来のサラダ油や紅花油からはアトピーや花粉症、炎症を激化させるという報告もあるそうです。またヨーロッパの医学者の間では、黄疸や肝臓の慢性的な疾患、関節炎に類似する症状、皮膚炎や花粉症など免疫系組織の過剰反応、心臓や循環器系の症状悪化、脳の毛細血管のダメージ、腕や足の感覚不能や痛みなど、これらの症状を悪化させる原因の一つだとも言われているそうです。

3. <トランス脂肪酸と認知症との関係>

最近の研究では、トランス脂肪酸を摂取している方ほど認知の機能の低下がみられる。つまり認知症発生の原因の一つだとも言われています。それは脳のトランス脂肪酸が脳の血中の悪玉コレステロールを増加させ、それにより動脈硬化が進むため、認知機能が低下するためだと考えられています。
(米国神経学会が発行する学術誌「Neurology」に研究結果が発表されました)

4. <トランス脂肪酸とアトピーの関係>

子供のアトピーの原因と深い関係があることも解っているそうです。それは、体内に入ったトランス脂肪酸が、細胞膜が作られる時に、弱く不安定な細胞膜を作る要因となるため、ウイルスや最近がこの弱い細胞膜から入ってきやすくなり、免疫機能を弱らせるからなのだそうです。
よって、アレルゲン(アレルギーの元)となる物が細胞膜に侵入してきた際にアレルギーを引き起こしやすいということから、トランス脂肪酸とアレルギーの関わりが指摘されているのだそうです。

5. <トランス脂肪酸と癌との関係>

他にもトランス脂肪酸は活性酸素を大量に作り出すために体内の酸化が進むため、細胞遺伝子がガン化する可能性が高いことが指摘されていたりもするんです。アメリカではなんと癌による死亡率とトランス脂肪酸の消費率がほぼ一致しているデータも報告されているくらい深刻な問題でもあります。

6. <トランス脂肪酸と発達障害&精神疾患&アルツハイマーとの関係>

トランス脂肪酸を含む食事をして、代わりに良質のオメガ3が不足した場合に起こりうることして非常に心配なのが、子供の発達障害の問題だそうです。
なぜなら脳の約60%は脂質で構成されているですね。
脳の遺伝情報にかかわる神経細胞にはオメガ3が必要なわけなのですが、ADHD(注意欠乏多動性障害)をはじめ、認知症やアルツハイマーなど脳神経と関わる疾患のある方にはオメガ3が非常に少ないことが解ってきたそうなのです。
オメガ3が不足すると、変わりとして悪い油であるトランス脂肪酸が使われてしまい、そうなることで脳の伝達神経の機能が変わってくるのだそうです。その状態が頻繁に繰り返されることでこのようなADHDや情緒不安定、集中障害、うつの症状を引き起こす恐れがあるそうなのです。これはとても怖いことなので、子供を持つご両親にはぜひ覚えておいてほしいことです。オメガ3は以前のブログでも書いたのですが、亜麻仁油やお魚から摂取できます。

その他、
トランス脂肪酸は骨の発育を妨げる。
トランス脂肪酸は母乳中の乳脂肪分を減らし、母乳の質を低下させる。
トランス脂肪酸は酵素の働きを妨げる。

などの報告もされています。


トランス脂肪酸を含むであろう食品とは?
imagessn.jpg

菓子パン、カレールー、レトルト食品、加工されたチーズ、揚げた食品、ベイクされた食品
・調理済の食品、パン、クッキー、ケーキ、スナック菓子
・ポテトチップスなどのチップス類、クラッカー、コーヒー用ミルク、アイスクリーム、サラダ油そしてファーストフードやファミレスのもの。特に揚げ物は要注意。



トランス脂肪酸を含まない油とは?

●「オレイン酸」や「リノレン酸」などを含む油
オレイン酸を豊富に含む食用油にはキャノーラ油(なたね油)ピーナッツ油、米ぬか油、マカデミアンナッツ油などがありますが、なかでも代表的なものは「オリーブオイル」です。
オリーブオイルを選ぶ時の基準としてもう一つ大切なことは低温圧搾法(低い温度で昔ながらのぎゅっと絞るタイプの抽出法)を明記してある物がおすすめです。表示のないものは抽出の際、遠心分離機を使って高温で油を抽出している場合があり、これではトランス脂肪酸を含んでいる可能性があるからです。

*ただし、オリーブオイルは非常に酸化しやすい油なので購入する時には小さい瓶のものを購入してください。開けたり閉めたりしているうちにすぐに酸化してしまいます。なるべくガスコンロの近く(温かい所)にはおかないようにしてください。でも、冷蔵庫だと油の特性上かたまってしまうので、冷暗所にて保管してください。

●リノレン酸を豊富に含む食用油
フラックスオイル(亜麻仁油)が有名ですが、こちらは加熱には不向きですのでドレッシング用ですね。
高温に一番耐えられる安定した油は、ズバリ「ココナッツ油」ですが、風味がココナッツなので、中華や炒め物の際にはココナッツの香りが小々いたします。


トランス脂肪酸を含む可能性の低い油の選び方とは?

油を選ぶ際、表示で「圧搾絞り」「コールドプレス」「低温圧搾絞り」の表示のものは安心度が高いです。


トランス脂肪酸をさける生活スタイルとは?

1. 製品の裏ラベルの表示をみて「マーガリン」「ショートニング」とあったらなるべく避ける。
その他、「植物油」「植物油脂」「植物性油脂」「加工油脂」の表示のものもトランス脂肪酸を含んでいることが多いそうです。

2. 外食、特にファミレスやファーストフードはなるべく避けましょう。もし行くのであれば、揚げ物は絶対にやめておきましょう。自然界に存在しない人工油で揚げた物、しかも何度も使い回しされた古くて酸化された油が使用されている可能性大です!
フライドポテトのトランス脂肪酸含有量はなんと20.5%!!ファーストフードでハンバーガー&フライドポテト&コーヒー(コーヒーフレッシュを含む)をセットにすると、それだけでトランス脂肪酸の含有量が一気にぐ〜んと跳ね上がってしまい日本人が一日平均摂取するトランス脂肪酸の量1.56g(内閣政府安全委員会)を楽々オーバーしてしまいます。怖いですよね。

3. オメガ3脂肪酸を含む油を摂取しよう!
オメガ3を含む油の代表は亜麻仁油(植物由来)、そして魚に含まれるDHAやEPA(動物由来)。オメガ3脂肪酸はトランス脂肪酸を抗制させる効果があります。


世界におけるトランス脂肪酸のとらえられかたとは?

1 アメリカ
アメリカでは2006年1月から加工食品の栄養成分表示において、総脂肪、飽和脂肪酸、コレステロールに加え、トランス脂肪酸の表示が義務づけられたことにより、トランス脂肪酸は身体に悪いから取らない!という意識が既に一般的な常識として定着しつつあります。(全米薬学協会・全米科学アカデミーが「トランス脂肪酸の摂取はできるだけ少なくするべき」と提言したことにより、食品医薬品局(FDA)が義務化が決定された。)

NYではご存知の方も多いとは思いますが、この全米のトランス脂肪酸の義務よりも一歩先にいく取り組みがなされ、2007年6月より外食産業でのトランス脂肪酸が使用禁止となりました。すごいですよね!なんて進んでいるのでしょう。(ニューヨークでは当時、心臓病が死因の40%でした)
そして、カリフォルニアでは2010年に州として初めて食品販売施設での一食あたり0.5g以上のトランス脂肪酸の使用を禁止する措置がとられました。

2 ヨーロッパ諸国
EUでもトランス脂肪酸の過剰摂取を控える警告がなされています。
例えばカナダでは、2005年から既にトランス脂肪酸の含有量の表示が義務化されていますし、デンマーク政府では2003年に、そしてスイスでは2008年に、オーストラリアでは2009年に100gあ たり2g以上 の油脂に含 まれるトラン ス脂肪酸の 使用を禁止としています。さらにヨーロッパの業界団体では、家庭用マーガリンのトランス脂肪酸含有量を1%以下、業務用マーガリンは5%以下にする方向で検討されているそうです。


3 南米諸国

ブラジルは2006年に栄養成分表示にトランス脂肪酸を追加。
アルゼンチン、チリ、パラグアイ、ウルグアイもトランス脂肪酸を含む栄養成分表示の義務化を実行。

4 アジア諸国
さらに、アジア諸国にもこの動きは広まり、韓国では2007年に、台湾では2008年に栄養成分表示にトランス脂肪酸を追加。
香港では2010年7月よりトランス脂肪酸を含む栄養成分表示が義務化されました。

5 その他
オーストラリア、シンガポールでは義務化はないものの、任意でトランス脂肪酸の含有量を強化表示する基準を設けているそうです。


海外では表示義務化にともなって、トランス脂肪酸の含有量を確認してから買うのが常識になっています。そして、世界的な動きやデータからもトランス脂肪酸の危険性の結論は明らかに出ているのに、日本ではトランス脂肪酸の認知はまだまだ低く、先進国でありながらトランス脂肪酸の表示も義務ではなく「任意」とかなり遅れているのが現状です。義務化されたら、それだけでかなり消費者の意識も高まり、生産者側だって背筋をもっとピンと張って健康と向き合った偽りのない製品開発が出来るのにと思います。

では自然食品のメーカーの認知はどうなのでしょう?一般のメーカーに比べ、自然食品メーカーではトランス脂肪酸の危険性が注目され始めているようには感じるのですが、まだまだだなと感じることもあります。
自然食品店でも手にした美味しそうな無添加天然酵母のパンの成分にショートニングが入っていたり、オーガニック穀物クッキーにマーガリンの表示があったりするので、こんなところでも認知の低さを目の当たりにすると本当にがっかりなのです。せっかく他には良いものを使用しているのに、なぜトランス脂肪酸をあえて使ってしまうのだろう。せっかくここまで頑張ってトランス脂肪酸では買う気にもならない。と思ってしまうのです。

現時点では、日本において食品中のトランス脂肪酸について、表示の義務や含有量に関する基準値はありません。また、トランス脂肪酸だけではなく、不飽和脂肪酸や飽和脂肪酸、コレステロールなどの他の脂質についても表示の義務や基準値もないのです。

トランス脂肪酸表示の義務化が一刻も早くされるように願うと同時に、まずは一人一人が知識をもって選択していくことが先決のようにも感じます。ここまで読んでくれた方、もしお友達や家族の方とふとした機会にトランス脂肪酸について話す機会があれば、情報をぜひシェアしていただければと願います。

愛する人たちの身体を守るために。
スポンサーサイト
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
プロフィール

Appolonia

Author:Appolonia
自らのアトピー体質がきっかけで化学物質と無縁の生活と自然治癒の生き方を志す。
アメリカに17年滞在後2011年、日本へ帰国。
オーガニックの先駆者が集まるサンフランシスコで暮らし、
そして、よりロハス的な生き方を求め、オレゴン州ポートランドに移住。
アメリカの真のロハス文化を日本に伝え、日本の伝統的な文化をアメリカに紹介するプロジェクトを計画し日々奮闘中。
2児の母親。最近のマイブームは休日のオーガニック&ベジタリアンレストラン巡り。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

来場者

検索フォーム

RSSリンクの表示

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。