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2013.03.31 20:33|食の安全
LOVE LIFE Styleの記事でも何度か話題に取り上げた「遺伝仕組替え作物」のこと。本来あるべきはずの自然な形の遺伝子構造を人工的に組替えた『不自然な種』は『自然の摂理』に反したもの。それは長い歴史の中で人と自然が共存してバランスよく成り立っている『生態系』を狂わせる脅威。加速化するバイオテクノロジーの技術で、確実に生産性はあがったのかもしれないけれど、それと引き換えにこれからの未来に前代未聞の脅威が待っているかもしれない。

この『不自然な種』を作った企業、モンサント社のこと、そして彼らが作った遺伝子組み換え作物が人体に及ぼす悪影響などについて何度か書いてきました。日本にも大豆、トウモロコシ、甜菜(てんさい)、菜種、綿、アルファルファが遺伝子組み換え作物として入ってきていますが、TPPが導入されると一気に加速度を増して大量の遺伝子組み換え作物が入ってくることでしょう。

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アメリカでは商品に遺伝子組み換えの表示がありません。もともとトウモロコシもジャガ芋も殆どが遺伝子組み換えされたものなのですが、もし「遺伝子組み換え」と表示されてしまうと商品の売り上げに大きく影響がでますよね。消費者はもちろんのこと、オーガニック農家や自然や環境に意識の高い団体などは「知る権利」として表示を強く望んでいるのですが、対する遺伝子組み換え作物を生産している企業モンサント社は表示がなされると困ります。
そんな訳でアメリカではとにかくここ数年ですが、「遺伝子組み換え反対!」「STOPモンサント!」の動きが熱を増しています。

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カリフォルニア州で「遺伝子組替えの表示をする法案」(プロポジション37)が出て来て、オーガニック農家や市民団体などが総力をあげてキャンペーン活動を繰り広げましたが、なんせ巨額の資金をもつ世界のモンサント社。ここで負けては、と、巨額の資金を遺伝子組み換え応援キャンペーンにつぎ込み、結果は残念なことに少しの差でモンサント社の勝利となり、結局「遺伝子組み替え」の表示はされないことになってしまったのです。その後もワシントン州でも4月1日に結果がでることになっている「遺伝子組み換え表示」の有無を巡る法案。署名活動などキャンペーンが大々的に行われていましたが、なんせ巨額の富と政権のコネを握るモンサント社が相手です。たかが小さな種のことのように思いますが、本来種とは素晴らしい可能性を秘めた力強い産物なのです。遺伝子組み換えされた種は多様性がなく、不自然なので、もし天災など何か環境に大きな変化が合った場合など順応できるような力はもちあわせていないのです。
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ではなぜモンサントの種は「モンスターのように強い」と例えられるのかというと、害虫に食べられないような強い作物だからなのです。それだけではなく、畑の雑草を枯らすために撒く強力な除草剤をまいても枯れないような作物でもあるからです。モンサント社の自社製品、除草剤ラウンドアップを撒くと他の雑草は枯れてしまうのですが、モンサント社の遺伝子組み換えされたトウモロコシや大豆はラウンドアップに対抗性があるため枯れない、という仕組みなわけです。なので、モンサント社は除草剤ラウンドアップと遺伝子組み換え作物をセットで販売しているのです。これが不自然、つまり、「モンスター(怪物)のような作物だ」と例えられる理由です。後ほど触れますが、そもそも自然農法で育てられた在来種という本来ある昔ながらの種から出来た作物はこのモンスター作物とは違い害虫にも強いのです。自然というのは無肥料、無農薬な自然栽培という意味です。害虫は肥料を与えた野菜が好きなので虫がつきやすいのですが、自然農法で育った作物は虫にも食われにくい。そして根も茎も太く生き生きとしています。スーパーにならぶみんな同じ顔をした大根とは少し違いみんな容姿も色も背丈も違いバラバラなのですが、これが本来ある野菜の姿なのです。味もしっかりと濃くほんのり甘く、なによりも食べた時に植物のエネルギーが体に入って自分のDNAとブレンドされて元気になるような感じがするのです。わざわざ遺伝子組み換えして害虫に食われない、除草剤でも枯れないようなモンスター作物を開発しなくても、自然農法を一般化すればよいことなのに。。。
しかしながら、多くの企業が生産性から利益を産む事にしか興味がなく、モンサント社もそうですが資金は全て生産性をあげることに使い、リスクの研究などにはまったく無関心だといいます。

どこかで食い止めなければ、日本も第2のアメリカ、第2のメキシコのようになってしまうかもしれないのです。
では、日本が第2のメキシコのようにならないために、メキシコで何がおきたのかというお話しをします。

メキシコ料理はアメリカではとても人気のある料理の一つで、私の住んでいたサンフランシスコでもメキシカンレストランが沢山ありました。トルティアなどコーンを使ったレシピが沢山あることで知られています。
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メキシコはトウモロコシの原種が生まれた国でもあり、最も多くのトウモロコシの品種が発見されている場所であり、トウモロコシ遺伝子多様性の重要な聖地ともいわれています。

そんなメキシコではもちろん遺伝子組み換えトウモロコシの栽培は禁止されているのですが、どうゆうことなのかメキシコの辺境2州(オアハカ州とプエブラ州)の農民が所有していた伝統的なトウモロコシの品種が遺伝子組み換えされたトウモロコシのDNAに汚染されていたことが発覚したのです。

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メキシコ環境省と『Nature誌』にも調査論文が報告され大きな論議をかもしだしました。メキシコの農民が何千年もかけて開発したトウモロコシの品種とは、今後の品種改良に必要な原材料のようなものなのに、ここが汚染されているとなると、品種によっては絶滅してしまうかもしれない非常に警戒しなければいけない事態だったわけです。その後2002年4月、メキシコ政府は政府の独自調査で原種トウモロコシ郡に高レベルの遺伝子組み換え汚染があることを改めて確認し、当時のメキシコ生物多様性委員会事務局長ジョージ•ソベロンが「この汚染は主要農作物の原産地であるメキシコで起きてしまった事である。つまり遺伝子組み換え物質による汚染では世界で最悪のケースといってもよいだろう」と述べたそうです。

さて、アメリカで論争を巻き起こしている遺伝子組み換え表示をめぐる問題ですが、あれこれと、書いているうちに横道にずれながらでしたが、中盤からいよいよ本題に移ります。

食は私たちの命を作る源。つまり食を選ぶということは命を作ること。まず何が入っているのか、どんな物であるのかと消費者が知る事の権利があるのは当然なことなのに、なぜ今にしてこんな基本的な権利すらアメリカの議会ではなかなか通らないのか?栄養素や成分やトランス脂肪酸、脂肪までもがアメリカでは当たり前のように表示されているのに、なぜ「遺伝仕組み換え」の表示だけがこんなにも頑固に表示されないのでしょうか?ただ、知る権利ということを考えれば普通に表示すればよいし、みんな知りたいし、知って損をするどころか、消費者にとってはベネフィットになりますよね。ただ一つだけ、それをすることで困るとすれば遺伝子組み換え表示で売り上げ損をする企業でしょう。
そして、3月27日に遺伝子組み換え問題についての非常に怖いこと、残念なことがアメリカでおきてしまいました。

それは、モンサント保護法案なるものにオバマ大統領がサインしてしまったことなのです。


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モンサント保護法案とは、その名の通りモンサント社を守るための保護法案のことです。

モンサント社とはどんな会社なのか?とは以前の記事を読んでいただければ詳しく書いてあるのですが、あの不自然な遺伝子組み換え作物や、F−1種という一代限りの種(次なる種を産まない不自然な種)や、草を枯らしてしまう強力な除草剤を作っている多国籍巨大バイオテクノロジーの会社です。
この企業を守る??ための法案にオバマ大統領がなんとしたことか!サインしてしまったというわけで、アメリカでは怒る市民、企業、団体と多くの人々の間でまた新たに論争がわきおこっているのです。
では、モンサント保護法案が出来たことでいったいこれから何が起こりえるのか予測してみましょう。

例えば、へんな種から育った作物を長期で食べ続けたことによる人体への悪影響が正式にデータとして証明されて、実際に健康被害を起こした人が出たとしますよね。通常の動きならば「ではそんな不自然な作物の栽培をストップしよう」と農家が栽培をストップできるのがシナリオですが、この法案でモンサント社が保護されている為、農家は栽培をストップできないことになり、モンサント社は今までのように不自然な種を売り続けることができる、ということが起きます。

怖いですよね。体に良くない、発ガン性がある、その他さまざまなデータは既にでていますが、それを理由にモンサントのようなバイオテクノロジー会社のする事に関して、私たちが物を言えない世の中になってしまう。つまり、不自然な種による支配をストップ出来なくなってしまう可能性がでてきたということなのです。

ひっそりと933の法案573ページ中のたったの1ページ(78ページ~79ページ)だけにさらりと盛り込まれたモンサント保護法案ですが、先ほど出て来た、フードデモクラシーナウ(The Food Democracy Now) と ザセンターフォーフード(the Center for Food)この2団体はこんなことがあったのではと推測しています。

「上議員の議員の大半は573ページという膨大な案を全部にきっちりと目は通していないだろう、つまりモンサント保護法案が盛り込まれていることにさえ気づいていなかったであろう。」
そんないい加減な感じで通過してしまったこの法案。
そもそも、こうなってしまったのは上院歳出委員会長のSen. Barbara Mikulski氏の責任だと、彼を名指しで批難しています。
「モンサント保護法案」、普通に考えて、人々に知られると大変な騒ぎになるにちがいないし、きっと反対されるのだろう、ならば議会でも議論しないままに通過させたほうがよい、と静かに書き加えられたモンサント保護法案。そしてオバマ大統領もこの条件が付け加えられたままの形でサインしてしまったのですね。

なんとなくオバマ大統領は知らないままにサインしてしまった、かのごとく聞こえますが、ざっとオバマ政権を見渡してみるとバイオテクノロジー系出身の人々がうじゃうじゃといることに気がつきます。我が社の種が売れなくなっては大変なことになる、と、裏で手を回しここにもあそこにも包囲網をはっているわけですが、なんとも政府と民間会社との癒着がひどいくてビックリしました。
現役のオバマ政権の周りにもうじゃうじゃとモンサントなどバイオテクノロジー系と関わりがある議員がいますが、天下りも含めると相当の凄い数になります。
そしてオバマ大統領は直接農業部門のヘッドをモンサントなどバイオテクノロジー系企業などから直接選んだということは、偶然の一致だとは言い切れない裏の事情があるのかもしれません。

例えばということで、いくつか。
(現役組では)

●トム・ビルサック氏(Tom Vilsack)
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農務省長官。バイオ技術の専門家でもあり、元アイオワ州知事(彼の起用が皮切りとなって大統領はモンサント社、デュポン社、他の殺虫剤や遺伝子工学専門企業から多数の支持者を政権内にえることとなる。)

●マイケル•テイラー氏(Michael Taylor)
食品医薬品局食品部門の副長官。元モンサント社副社長

●ロジャー•ビーチー(Roger Beachy)
農務省食料農業国立研究所所長。
モンサント社出資のダンフォース•プラント科学センター元センター長。

●イスラム•スィディクイ氏(Islam Siddiqui)
米国通商代表の農業交渉主任。
オバマ大統領の選挙の時の、資金寄贈者及び資金調達者。
元CropLife Americaの副社長。Crop Life Americaとは殺虫剤や遺伝子工学会社を代表する悪名高い団体であり、グループにはあのモンサントを含め世界の農薬市場の75%を閉める6つの多国籍企業が含まれる(Monsanto, Syngenta, Bayer, BASF, Dow, DuPont)

クリントン政権の農務省では化学農業及びバイオ技術推進者として活躍

●ラジーブ•シャー(Rajiv Shah)
現在、米国国際開発庁長官。
オバマ政権下では農務省教育研究次官を努める。
バイオ技術専門Bill & Melinda Gates Foundationの元農業開発管理者
(Bill & Melinda Gates FoundationはMonsantoの主要パートナーであり、農家に有害な遺伝子組み換え作物を強制的に売りつけている団体。近年アフリカの土地にも遺伝子組み換え作物を貧困を救えるという触れ込みで紹介している。)

●エレナ•ケーガン(Elena Kagan)
最高裁判所、裁判官。
遺伝子組み換えアルファルファを売りつけようとしたモンサントと、遺伝子組み換えアルファルファが元からあるアルファルファの遺伝子に究極なダメージを与えることを農務省に検証して欲しいと訴える有機栽培農家ジートソン•シード農家(Geertson Seed Farms)による訴訟が行われた際、エレナ•ケーガンはなんと、元モンサント社の顧問弁護士であるクラレンス•トーマス氏(Clarence Thomas)と組んでモンサント側についたことで有名。

●ラモーラ•ロメロ(Ramora Romero)
農務省総合弁護士。
モンサント社と同じく殺虫剤の企業であるDuPont社の企業弁護士でもある。

(天下り組では)

●ラムズフェルト元国防長官
もともとはモンサントの子会社サールのCEO
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●マイケル・A・フリードマン博士
以前はアメリカ食品医薬品局(FDA)の業務運営担当副局長を務めていたが、1999年に上級副社長としてモンサント社に入社

●リンダ・J・フィッシャー女史
米国環境保護庁(EPA)の長官補佐の職務を離れ、1995年から2000年の間、モンサント社の副社長を務め、その後2001年には米国環境保護庁(EPA)の副長官に返り咲いている。

●ウィリアム・D・ラッケルズハウス氏
元米国環境保護庁(EPA)長官。政府を去った後、モンサント社役員会のメンバーに就任。

●ミッキー・カンター氏
元米国通商代表。政府を去った後、モンサント社役員会のメンバーに就任。

●クラレンス・トーマス最高裁判事
1970年代、モンサント社の法務部で弁護士として勤務。
2001年に遺伝子組み換え種子の特許権に関する重要な訴訟で、モンサント社などの種子会社にプラスとなる最高裁所見を書いている。

オーガニック消費者団体(Organic Consumers Association)参考


そして、こちらも非常に残念なのですが、遺伝子組み換えの実験をして人体に悪影響がでましたという発表をした科学者や学者が何人も地位を追われ首になっているのだそうです。モンサント社が裏から手をまわし脅迫し失脚させているのだという話しもあります。

遺伝子組み換えの論文発表をしたことが原因で失脚させられた話しがいくつかあるなかで、もっとも有名な事件に関わっていたのがアーパド•パズタイ博士です。
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博士はスコットランドのアバディーン地区にあるロウェット研究所のシニア研究員であり、レクチンタンパク質の分野では世界権威の研究者としても知られています。1998年8月パズタイ博士が遺伝子組み換えされたジャガ芋をラットに与える実験をしたところ、前癌細胞が増殖することがわかり、それにより、脳、肝臓、睾丸の収縮、脾臓の重量低下、内蔵脂肪の増殖、肝臓の萎縮、胃の粘膜が暑くなるなど、免疫システム損傷がみられたのだそうです。

パズタイ博士は遺伝子組み換えに疑問を感じ、テレビの取材で『もしチョイスがあるとしたら、私は遺伝子組み換え食品は決して食べません』そして「遺伝子組み換え研究に携わる科学者として、安全性が確立されていないものをイギリス国民に提供することは国民をモルモット代わりに使うことと同じで、きわめて不当だと言わざるを得ません!」と言ったそうで、これがメディアを通じ消費者へ非常に大きな波紋を呼び世界中から電話やメールなど質問が殺到したのだそうです。研究所は慌てて博士のコンピューターにロックをかけてデータも没収する事態となりました。様々な圧力、そして波紋が残る中、パズタイ博士は訴訟を恐れ、沈黙を守り35年のキャリアに幕を下ろしたのだということですが、後々になりパズタイ博士の研究は改めて日の光を浴びることになり、権威ある『ランセット』誌に掲載されたのだそうです。




そして、こちらの記事を読むと再び肩の力が抜けてしまうのですが、遺伝子組み換え研究の世界の特権的立場にある、テルジュ・トラービク教授曰く、遺伝子組み換え研究関連の分野に携わる科学者の95%が、直接的または間接的にバイオテクノロジー産業で働いているのに対して、独立している科学者はたったの5%なのですって。つまり、今の時代、もはやモンサント社が脅迫する必要がないくらいのすごい割合で科学者の殆どが遺伝子組み換え技術などバイオテクノロジー産業になんだかの形で関わっているのだそうです。
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畑の汚染、政権の汚染ときて、科学者の領域にまでバイオテクノロジーのパワーが、そして係わり合いがあるとは。


未来の子供達のために先祖代々から受け継がれて育んできた『生態系』を受け継ぎ守り、次世代に繋ぎたい。目先の生産性重視の考えから、今まで存在しなかった奇妙なものを産み出したことで、生態系を崩すことになってしまう。それは未来の地球に、そして私たちの子孫にどれだけ多くの重荷を背負わせることになるのか。
私たちが生まれ、存在していることは、未来に何かを引き継ぐため。長い歴史の中で先祖から知恵を授かり、それを向上させ次世代につないでいくことが私たちの使命です。


一番大切なこと=命の源である種を操作し、その種により生態系が崩れてしまうかもしれない。これは恐ろし危機であると私は思います。


作物の危険性を調査するには長い時間がかかります。もしかするとこれから先10数年かかるかもしれません。
結果が出る前だからと、調査をしている何十年もの間に危険性があると解っていても食べ続けていたり、DNA汚染された種が母なる大地にばらまかれ、古代からある伝統的な種が姿をけしていったとしたら、もうそれで手遅れなのです。


大企業は資金を持っています。資金をもって様々な手を使い宣伝をすることもできます。
「あたかもそれが生産性のある消費者にとって便利なものだとか。害はないです、安全です、健康にも問題ありません。いやいや、これによって健康な体をつくることだってできるんです」
などという事もできるのです。


原発が一基もなかった時代もあったのに、今では全国に18ヵ所、54基もあるのです。「原発安全神話」を信じてその土地で生活している人々もたくさんいます。そして震災により原発神話は崩れました。原発に対しては賛成派、反対派など皆さん様々な意見をもっておられるようですが、私が個人的に非常に心配なのは今後予測される放射能の影響による「被害隠し」のことです。


情報とは企業、団体、政府、個人にとって不都合ならば操作されてしまうものなのです。
前回も書きましたが、アメリカでは狂牛病の話しはすっかりメディアからも活字からも(ネットを除く)姿を消しています。4大食肉加工業者から政府に資金がおくられているため、狂牛病の問題が浮上するとお肉が売れなくなる、つまり政府にもお金がまわってこなくなるからもの凄い圧力で物言う人が潰され訴えられています。そしてそれが原因とは断定はできなくとも狂牛病の研究に関わった著名人や弁護士など数人が殺害されています。
メディアで有名な司会者が狂牛病についての特集を組んだことにより裁判だたになったり、様々な潰しがあり、メディあから情報はきえ、ついには誰も口にしなくなってしまいました。
私の日本人なので情報は日本からはいってくるので狂牛病のことは普通にしっていますが、周りのアメリカ人はたとえ健康オタクで環境に意識の高い人であっても、よほどの人でないかぎり狂牛病は過去の話しであて、今のアメリカの牛肉は大丈夫と思って全く疑っていない人が殆どです。

狂牛病(クロイツフェルト・ヤコブ病)の潜伏期間は長く、症状も急速に進行することなど認知症などアルツハイマー病の症状は非常に似ている為、老人で発病すると「アルツハイマーです」と診断されてしまうようです。
アルツハイマーと診断されて死亡した患者を病理解剖したらヤコブ病でだったとされることもあるが、判別は解剖しないと難しいのだそうで、実際アルツハイマーだと診断されているけれど実はヤコブ病に感染している患者は相当たるものだとか。
データによるとアメリカでは1979年に653名だったアルツハイマー病による死亡者が、1991年には1万3768名、2002年には5万8785名へとものすごく増えているんです。約20年でなんと90倍です。科学の技術で発見が進んだと言う人もいますが、狂牛病との関わりがないとはいいきれない数字です。
でもここが怖いアメリカ。。

病理学者で、アルツハイマー病の世界的権威でもある斉藤綱男氏。当時、46歳で、カリフォルニア大学サンディエゴ校物理学部でアルツハイマーの研究をされていました。その日、夕方5時半ごろ齋藤氏は「アルツハイマー病と狂牛肉の異常プリオンがひきおこすクロイツェル・ヤコブ病(CJD)との関連」
について学会で新説を発表する予定だったのですが、同日の午前1時半ごろ、発表の直前に車にのっていたところ娘さん(13)と共に射殺されてしまったです。

まもなく有機農業経営者でもあり狂牛病に詳しいMark Purdey氏の家も全焼し、彼の顧問弁護士二人は別の交通事故で死亡。

別の事件では、またこれも同じケースなのですが狂牛病研究の権威であるC. Bruton博士が新しい学説の発表を目前にして交通事故でなくなっています。
これらの事件は一例になりますが、大金がうごく所に邪魔が入ると何かよからぬことが起きたり阻止されたりします。人間の性なのでしょうが過去にも現在にもこのようなことが度々起きています。

各国で「食の安全」という定義では問題が様々ありますが、このように狂牛病や、市場に溢れる有害な甘味料や、遺伝子組み換え作物など、アメリカもクリーンなイメージとはほど遠い大問題をかかえているのです。このアメリカの「安全基準」に合わせましょうと訴えていることがTPPに加入するということなのです。


TPPに参入したらアメリカ基準にあわせなくてはいけないだろうし、厳しくなければいけない安全基準はどんどん甘くなります。
そして遺伝子組み換えの表示義務が撤廃されたら、消費者はどれが安全でどれが危険なのか判断がつかなくなってしまいます。誰も強力な除草剤を巻いても絶対に枯れないような怪物のような作物なんて食べたくないし、人為的に遺伝子が操作され、それを長期にわたり食べると健康に様々な害をもたらすと研究データも出ているような遺伝子組み換え作物なんて食べたくないですよね。


政府の方には日本の土壌を、そして生態系を守るために強い姿勢で貫くところは貫いて交渉していただきたいです。

そして、私たちはこの知識を出来るだけおおくシェアして、自然農法で育てられた地球と私たちの体に優しい作物を生産してがんばっている農家の方々を応援していければと思います。

今後、ど根性在来種の強い種を自然農法で育てている農家さんの情報などもシェアしていきたいと思います。なかなか現代の社会ではスーパーで並ぶ背丈の同じ色味の同じ野菜が主流で、簡単に買えるため、在来種、自然農法で育った野菜が売れないのだそうです。
がんばっている農家さんもなかなかセールスとなると営業力も大手の販売店には及ばず苦難されているとのこと。ぜひ、みんなで応援していきましょう!!

みなさんからの知識やイベント情報などなどお待ちしております。みんなでがんばって諦めないで美しい地球を作り上げて行きましょう!それが私たちの役目です。美しい地球と環境を守り次世代に渡すこと。

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2013.03.25 00:07|食の安全
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プラスチック製品を使わない生活。これは私がアメリカに居た時になるべくこだわってしていたこと。ビニール、サランラップ、レジ袋のことも含みアメリカでは全てをプラスチック製と表現していますが、今の時代、スーパーに並ぶ物は殆どがプラスチック容器、プラスチック袋に入っていて、野菜を梱包する袋、コンビニのお弁当、などほぼ全てにプラスチックが使われていますよね。

数年前のことですが、幼い子供を持つ母として子供の食や環境に関する全てのものが安全なものであって欲しいと、改めて身の回りの物を検証していた時に素通りできなかった問題がプラスチックのことでした。

「プラスチックを燃やすと体に良くない物質が出る。」ということは私が幼いころからの常識となっていたけれど、では子供が使う哺乳瓶や歯固めやマグカップに使われているプラスチックって本当に安全なのだろうか?という疑問がわいてきたのです。
そうなると、今度は家にある他の物も気になりだし、このさいトコトン調べようではないかと思ったのです。

アメリカではペットボトルのお水はコストコなどの量販店でとても安く買えるので、家の広いアメリカではホームパーティーなどに備えて、ドバっと何ケースも買い貯めしてあったりします。そして車のトランクにも遠出やピクニックに備えセットで買ったペットボトルを何本か入れっぱなしにしてあることも普通にあることなんです。
夏など、何日もトランクに入れられ日中熱せられ熱いお湯になり、夜は冷やされぬるま湯に、を繰り返されたペットボトルのお水。それを「ほらあげるよ」といただく機会もよくあったりしました。そんなペットボトルのお水を口に含んだ時にプラスチックが溶け出したような香り、劣化した絵の具のような香りがぷ〜んと漂うのですが、なんだか体に悪そうな物が溶けだしたものを飲んでしまったと嫌な感じがしたことが何度かありました。

そんなこともあり、徹底的に調べて出た答えは「やはりプラスチック製は体によくない」ということでした。
プラスチックは他の金属類と違い簡単に曲げられ、お弁当箱やペットボトルなど様々な形に加工し易い利点があって、便利で使いやすい反面、とても不安定な物質でもあるんですね。不安定なので熱にも弱く、構造的に有毒物質が溶けやすいという難点があるのです。

見渡してみると市場にはなんとも沢山のプラスチック製品が反乱しています。1950年代に私たちの生活を便利にするために開発されたプラスチックは、それ以来60年に渡りすっかり市場のあらゆるシーンで主役になり、もはや避けることは不可能なくらい私たちの生活の一部になりました。便利の引き換えとして私たちが得たプラスチックは残念ながら環境にも人体にも大変有害なものだったわけです。

全てを避けることは無理ならば、せめて食品に使われる物、口に入れる物くらいはプラスチック製の代わりにガラス製の物を選ぶなどしてみようと思うのです。
そして、もしプラスチック製品を購入するならば極力害の少ない材質で出来たプラスチック製品を選ぶようにすれば被害は最小限に抑えられますよね。

私がプラスチックのことを徹底的に調べたのは10年ほど前のことですが、それ以来お醤油、みりん、食用油の入っている容器は全て瓶製の物にしたり、タッパーは使わないでガラス製のパイレックス容器のものを使うなどしてきました。また、プラスチック製品は表示を確認して比較的安全性の高い材質の物にするなどしてきたので、今日は実際に実践してきたことなどを書いてみたいと思います。

アメリカのスーパーでは、子供の食器のラベルによく「BPA Free!」という表示を見かけるので海外在住のママさんなどには比較的浸透しているこのBPAという物質ですが、日本ではまだあまり馴染みが薄いと思います。

このBPAですが、正式名称は「ビスフェノールA」(Bisphenol A)という化学物質です。BPAはプラスチック製品に使われていて、人体への悪影響があると指摘され問題になっている物質です。
アメリカでは2010年1月にFDAからBPAを含む製品を控えるようにも警告が発表されています。


*FDA=米国の政府機関で、アメリカ食品薬局=日本の厚生労働省のような機関)
FDA Update on Bisphenol A for Use in Food Contact Applications: January 2010

そして、カナダ政府でも、身体に与える悪影響を懸念してBPAをプラスチックに使うことを数年のうちに禁止することが決められています。
http://www.nytimes.com/2010/10/14/world/americas/14bpa.html?_r=2&PlastiPure

ここでまた一つ不思議な現象なのですが、アメリカのFDAでは「BPAは危ないから避けるように」という警告がなされているのですが、カナダのようにBPAを廃止するという動きは起きていないんですよね。害を認めながらも市場に出回り黙認されているのは変ではないですか?これは産業界ではよくある現象で、役所と企業の係わり合いなどが絡むとしがらみなどから、このような事がよく起きる訳です。少し前にお話したフッ素のことや、狂牛病のことや、遺伝子組み換え作物のことなど例にとってもうなずけるように、政府と企業が関わるとお金や圧力に関わる色々な「事情」が出てくるという訳なのです。話しは脱線しますが、アメリカでは4大食肉処理加工企業(タイソンフーズ、エクセル、JBS、ナショナルビーフパッキングの4社)が多額の資金援助をアメリカ政府にしているそうなので、政府は狂牛病の検査に関してなど積極的に出来ない現状があることなども良い例でしょう。すっかり封印されてしまったかのような狂牛病問題は今はアメリカでは誰も口にすることがないくらい遠い昔の話しとなってしまっています。

つまり、市場にある全ての物がある一定の基準をパスした安全なものではないということを前提に、知識をもって食品や製品を選ぶ知恵が必要となってきた訳なのです。
せっかく産まれてきたのだから、自分に与えられた生命を出来るだけ清い形で全うすることは大切なことだし、まだまだ知恵のない子供を私たち大人がきちんとした知恵をもって守り導いてあげなくてはいけないと思うのです。


話しは飛びましたが、皆さん、プラスチック製容器に入ったコンビニ弁当をお店でチンしてもらったり、お家ではタッパーウェアに入ったお惣菜にラップをかけて電子レンジでチンしていませんか?私は電子レンジは使わないので食事を暖める際には陶器に移した物を蒸し器で暖める方法をとっていますが、もし皆さんが電子レンジで食品を暖める際には、プラスチック容器ではなくて耐熱性のガラス容器に入れて暖めることをお勧めします。なぜならプラスチック製品が暖められると有毒な化学物質が発生し、様々な健康疾患を招く原因となるからです。

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ではBPAとは一体なんなのか、それが体にどのような害を及ぼすのか?ということもう少し詳しくご説明しますね。


B.P.A.は生殖機能に影響し、人間のホルモンであるエストロゲンに類似した作用を示すエストロゲン物質なんです。
そして前立腺癌、乳腺癌、思春期の低年齢化、生殖器官の異常にも影響すると言うデータもあります。その他にも糖尿病、癌、子供の学習障害、近年多発している子供のADHD(注意欠陥・多動性障害)にも関連があると言われている怖い物質です。また、成人のうつ病や気分障害などを誘因するなどの報告もされているそうです。


さて、アメリカではプラスチック製品の裏をみると三角の中に数字が書いてある表記がありますが、これはリサイクル材質識別マークというもので、この三角マークの中の数字がプラスチックの樹脂製品の材質、つまり毒性を見分ける基準となるので覚えておくと便利です。
私たち日本に住む消費者だとまた表示が違うのですが、輸入物でプラスチック製のボトルに入った飲料水や製品の裏をひっくり返してみると必ず△の表示があるのでご自宅のプラスチック容器をチェックしてみてください。
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こちらがリサイクリングコードの材質内容です。

1 ポリエチレンテフレート
 polyethyelene terephthalate (PETE)
 
ペットボトルに使われている透明なもの。
一度限りの使用なら問題ないが、繰り返しの使用でホルモンに悪影響を及ぼすテレフタル酸が滲出する可能性が指摘されている。

2 高密度ポリエチレン
 high-density polyethylene (HDPE)

牛乳、ジュースなどの容器、ゴミ袋、シリアルの箱、ヨーグルト、マーガリンの容器に使われている。また化学薬品に強いので洗剤や台所用クリーナーなど家庭用薬品系のボトルに使用されている。特に問題はないとされています。

3 ポリ塩化ビニル
vinyl, polyvinyl chloride (PVC)

DHAを含有。癌を誘発、体重や骨密度減少、肝臓や精巣の障害を引き起こすと要因となるDHAを含有。ダイオキシンも放出するので「3」は悪いのでパスしたいプラスチック。
食品用ラップフィルム、レジ袋、肉やチーズのラッピング、スナック菓子の袋など薄く折れるビニールに使われているので、サランラップには特に注意が必要!

4 低密度ポリエチレン
  low-density polyethylene (LDPE)

ボール紙、牛乳容器、パンや冷凍食品の袋、ボテとチップの袋など熱が加わると縮むプラスチックフィルム系に使われていて、特に問題なしと一般では言われているようですが私はそうは思っていません。
(後ほど補足で説明してます。)

5 ポリプロピレン
 polypropylene (PP)

使い捨てコップ&プレート、ヨーグルト容器、ケチャップ容器など耐熱性があるので電子レンジに入れても、食洗機に入れても大丈夫なプラスチックとして使用されていて一般的には特に問題はないとされている。

6 ポリスチレン
 polystyrene (PS) ポリスチレン

発泡スチロールやふたやボトルキャップに使われる。熱に弱い。
なんと、うつ病、中枢神経障害、皮膚や目や呼吸器官の炎症との関連が指摘されている物質です。
テイクアウト容器、スーパーの食品用トレイ、おもちゃなど幅広く使われているのでこちらも要注意!

7 その他。(ポリカーボネート、アクリル、乳酸エステル、ファイバーグラスを含む
 other (includes polycarbonate, acrylic, polylactic acid, fiberglass)

B.P.A.(ビスフェノールA)とポリカーボネイトを含有していて1〜7の中では最も危険度が高いです。プラスチック加工された金属缶、飲料容器、哺乳瓶、耐熱容器、食器類など、こちらも幅広く使用されていますのでこれは使っているもので発見したら要注意です。


と、色々とごちゃごちゃと書いてしまいましたが、目安として簡単に覚えるのなら、リサイクリングコードが1(またはPETEと書いてある物),2,4,5なら、まぁ比較的許せる範囲でOK。
7はBPAが入っている可能性あり、ということでかなり危険なので避けておいたほうがよいでしょう。
7が厄介なのは材質が危険なことだけでなく、市場に幅広く出回っているということなんです。コンビニ弁当のプラスチック容器だとか、お惣菜売り場にタダでおいてあるうすっぺらい透明の容器がありますよね。あれはまさにプラスチック7の材質で作られています。その他にはなんとプラスチックの哺乳瓶にも使われているんです。赤ちゃんのミルクを作る時には熱湯を注ぐのでBPAが溶け出してしまいます。最近ではBPA-Freeとうたった哺乳瓶も出ていますが、後ほどこのことは改めて説明するとして、BPA-Freeと書いていあっても結局は安全とは言い切れないという最新の研究データをみつけたので、結局はプラスチックに熱を加える、熱いものを入れる、暖めるようなことはしないほうが懸命です。
そして、曖昧な3と6ですが、こちらもBPAと似たような有害成分が入っているので、7と同様注意が必要です。何かを長期保存する場合など3、6、7のプラスチックでの保存は有害物質が溶け出す可能性があるので避けてくださいね。

そして、4ですが、一般的には問題無しとされているのですが、缶詰の食品の内側にも実はBPAを含むプラスチックがコーティングされています。食品の缶詰は通常250℃で約1時間殺菌されているのですが、その際、熱でBPAは溶け出すと予測されますよね。だとすると問題なしとは決して言い切れないと思うんです。特に酸性の強いトマト缶にはBPAが溶け出しやすいといわれていているので出来ることなら生のトマトを使いたいところです。

結局のところプラスチック製の食品保存容器は、強度を高めるためにビスフェノールA(BPA)が使用されている場合が殆どなのだそうです。繰り返しになってしまいますが、こういった容器を使い続けると、化学物質が溶解し、ホルモン障害や癌、うつ病、糖尿病、精神障害などを引き起こす可能性があるし、特に乳幼児や子どもには危険です。また、妊婦さんや母乳で新生児を育てているお母さんも注意が必要です。なぜなら胎児や新生児は母乳を通して直接、BPAを摂取することになるからです。



ここでBPA-Freeの表示があるプラスチックならば安全だろうと私も思い込んでいたのですが、信頼のおける機関から発信された最新のデータによると、もはやBPA-Freeと言われているものだけでも安心は出来なさそうなのです。

http://plastipure.com/safer-plastics

アメリカ国立衛生研究所が月刊で発行している情報誌Environmental Health Perspectivesの2011年3月2日に発表された記事によると、PlastiPure、 CertiChem、ジョージタウン大学の3つの会社の研究者による研究データが発表され、その記事によると、市場のほとんどのプラスチックに内分泌攪乱物質(EDCs=endocrine disrupting chemicals)を放出していることが明らかになったとされていました。エストロゲン活性作用(略してEA-Estrogenic Activity)のあるこの物質は深刻な出生異常、学習能力障害、 子宮癌や精巣腫瘍、など生殖器の癌、精子の現象、肥満などを引き起こすのだそうです。

PlastiPure社の代表取締役であるマイクユーズリー氏が研究結果で明らかになったことを語ってるのですが。。。

プラスチックを作るのには数十種類の化学薬品が使われるのですが、この化学薬品がプラスチック容器からにじみ出て食べ物に付着するのが問題なのだそうです。
このような人体に悪影響を与える化学物質の放出は電子レンジで放射を受けたり太陽の紫外線で放射を受けたり、お湯でプラスチックが温められたり、食器洗い機でプラスチックを洗浄した際などの外的圧力が加わると加速するということも研究で明らかになりました。

このEAの放出ですが、BPA-Free(BPAが含まれていない)製品にも見られたのだそうです。たとえBPA-Freeとうたう製品であっても、他のBPAが含まれている製品よりもEA(エストロゲン活性物質)は多量に含まれていたことも解ったそうなのです。怖いですね。EAとはとても危険な物質で、たとえ微量(ナノー10億分の1)であったとしても、胎児や幼児の健康障害を引き起すし、上記で述べた外的圧力がプラスチックにかかるとEAが容器の中の食べ物に溶け出すのです。つまりプラスチック容器に入れたままミルクや食品を温めるということは化学薬品が溶け出したものを食べる結果になるわけなんですよね。なので、もはやBPA-Free(BPAが含まれていない)とうたっていても、哺乳瓶は絶対にガラス製にしたほうがよいです。特に赤ちゃん使用なのでなおさらです。

そしてサイトによると、このEA(エストロゲン活性物質)はとにかく市場のありとあらゆる色んな物に使われているのだそうです。飲料水のボトル、食品の容器、ビニール袋、缶詰の内側コーティング剤、子供の玩具から、なんとワインやビールを発酵するタンクや歯の詰め物にまで!!!え〜、歯の詰め物にまでって怖くないですか?こんなにも精神的な疾患や生殖機能の疾患の誘発となる物質が口の中にずっとあるだなんて絶対に嫌ですね。となると、歯をつめる時にはEAが使われているかどうかの確認が必要ですね。そして歯固めにも使われているということなので、こちらもぜひ安心してカミカミできる木の玩具がよいでしょうね。


私流ですがプラスチックを避けるための項目。プラスチックとつき合う賢いヒント、注意事項を簡単にまとめてみました。
plastic-1pet_main.jpg


1.プラスチックのリサイクルマークを確認してみる。
1,2,5なら比較的安全
3,7はBPAに似た有害物質が入っているからなるべく避ける。
4はものによっては大丈夫だけどトマト缶はなるべく買わない。
7は一番危険なので辞める。

2.リサイクルマークがない国産のものはプラスチックの材質を上記の日本語明記のものを参照し、もっているプラスチックの材質と照らし合わせてみると解りやすい。

3.7のリサイクルマークのもの。ポリカーボネートの材質のものは食品使用の物であるならば避けること。
ポリカーボネートのプラスチックとは透明で堅い材質のもの。

4.お家のプラスチック類を分けてみてる。
痛んだプラスチックからはより多くの化学物質が溶け出すことが解っているので特に古いものや傷ついて痛んだものは食品用としては使わない。捨てるか、もしくは食品用じゃない入れ物として使うなどする。

5.油物や脂質の多いものはプラスチックに溶け出す可能性が高いので、プラスチック容器での保存は避ける。

6.みりんやお醤油、そして特に食用油を買う時は瓶入りのものにする。5、と同様の理由でこれらの長期保存が見込まれる調味料にはプラスチックはあまりおすすめできません。特に油物は瓶が鉄則。

7.プラスチック容器を電子レンジで暖めない。有害化学物質が溶け出すのでラップもお勧め出来ません。(お皿をラップ代わりとしてフタのように重ねるとラップかわりになります。)

8.なるべくプラスチックが直接巻いてある食品は避けましょう(コンビニ物では、ほぼ不可能ですが。。)

9.もしプラスチックラップを使うのならば、購入する際にBPA、そしてPVCが入っていないものを買いましょう。アメリカのブランドになりますがZiploc, Glad ,SaranはBPAとPVCが入っていないそうです。(ただし、これらのプラスチックはリサイクルできないので埋め立て地に埋められることになることを考えると決してエコではないのですが。。。)

10.お肉やお魚などプラスチック容器にはいっているものは買って来たらなるべく早く別な容器に移し替えましょう。
11.妊婦さんや授乳中のお母さんはプラスチックに含まれるBPAは毛細血管に直接吸収されてしまうので特に気をつけてください。

12.こんなにもEAが反乱しているのならば、赤ちゃんの玩具にはプラスチックは使わないほうが無難でしょう。
ドイツの木の玩具は比較的安全なものが多いですし、日本でも良い材質の木製の玩具を作っている会社があるのでそちらがお勧めです。



以上、久しぶりにプラスチックのことを思い出し、こうやって書いてみることで私も改めて生活においてなるべくプラスチックを避ける生活、なるべく安全に暮らす事を考えて生活せねばと思いました。
そして、放射能の問題があるので、我が家ではクリスタルガイザーのお水を買っているのですが、こちらは安全といわれる1のマークの材質のプラスチックに入ってきます。でも、なんとなくこちらも気になる今日このごろ。
浄水器にしようかなとも思うのですが、果たしてどれだけの放射能を取ってくれるのだろうと思うのです。
水に関しては何ヶ月もリサーチしたのですがなかなか答えがでない問題でありました。引き続きリサーチしますが、何か良い案がある方、実践されている方がいらっしゃいましたらコメントやメッセージをお待ちしています。

最後に、先ほど文面で出て来たPlastiPure社ですが、BPAもEAも放出しない環境と人体に安全なプラスチック、世界で一番安全なプラスチックを作っている会社だそうです。日本にはまだ進出してませんが、参考までにリンクを貼っておきますね。
http://plastipure.com/
2013.03.18 01:45|安全な食器
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私たちの身体は食べ物から作られています。そして忘れてはいけないのは食べ物と直接触れ合う食器や調理器具の安全性。特にご飯茶碗やお味噌汁の器、お箸はフルローテーションでほぼ毎日のように使いますよね。意外と意識されていないことですが、市場で売られている木製の食器は人体に有害な薬剤処理を施したものが殆どであることをご存知でしょうか?

ロハス的な生き方やライフスタイルを目指す方も増えてきて、物を選ぶ際にもこだわりながら、プラスチックよりは木製の物、というように木の温もりを重視したナチュラルな物を選ぶようになってきました。
そして、店内には自然の木材を使ったサラダボールや、木目の綺麗なお椀やお箸が並んでいる。それらナチュラルな木の素材は一見安全なイメージがありますよね?

でも、木を扱った事がある方ならば知っているかと思うのですが、通常、本当に自然の木にはシミやムラがあるものなのです。しかし、一見『自然な色目』の木製の器にはシミもムラもないのはなぜだと思いますか?それは、見た目をよくするため、大量の漂白剤のプールにつけ込むからなのです。そして、漂白剤で薄くなってしまった木目は風合いも損なわれ、白く不自然な仕上がりのため、今度はオレンジ系の着色剤を使い、いかにも『自然風?』をかもしだすために手を加えるわけです。さらに、木の食器にカビが発生するのを防ぐため、防カビ剤が塗られます。それだけではありません。自然な材質のままだと虫に食われてしまうかもしれないので、ここで防虫剤が塗られ、防腐剤も重ねて塗られます。
最後に塗料を塗るのですが、ここでは天然の漆に人体に有害なラッカーやシンナーなどを混ぜて仕上げます。

全てがそうではないにしろ、有名な産地の漆器であっても漆を塗りやすくするために調合剤として天然の漆にガソリンやシンナーをたくさん入れたりしているのだそうです。昔は薬剤を使わず安全な木製の食器が作られていた時代があったのに、多くの会社は利益と効率と生産者が扱いやすいことだけを考えたあげく『伝統』『安全』から離れていってしまった大量生産文化の傷。
天然もの、伝統的手法で作られた高価な食器は買えないけれど安くてそれなりに見栄えの良い物をもとめる消費者と、それに応じた生産者の需要と供給が生み出した工程が、このやり方だったわけです。
溶剤に頼り何種類もの薬剤を何度も使い作られた食器はもはや日本が誇る昔ながらの伝統とも、安全性という観点からもほど遠いもの。そして『自然な木の器』のイメージとはかけはなれたものなのです。

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先日、東京ビッグサイトで『健康博』というイベントが行われていたので行ってきました。ここで、安全な木製の食器をこだわってつくっていらっしゃる「トマト畑」という会社の創業者であり職人さんの田中栄二さんと、2代目の田中秀樹さんからとても熱いお話をしていただくことができました。

「毎日使う物だからこそ、安全なものをお求めやすい価格で提供したい。」
「お金をだした食器で、その方の大切な家族を奪いたくないから薬剤を使わないとことん安全な物を提供したい」
「私たちは利益というものは追求してはいません。使ってくれる方の寿命が自分たちのつくる食器で1年でも2年でも延びてくれるのならば、それが本望なのです。」


と語る田中さん親子に私は非常に深く感動しました。色々とお話を聞かせていただき「素晴らしい活動をされていらっしゃいますね。本当に、感動しました。」というと「いいえ、道徳的に当たり前のことをしているだけなんですよ。」と言われました。

偶然の巡り合わせにいつも誰かが運命的な出会いを仕組んでくれているのかと感じることがあります。今回は2時間弱しか時間がなかったのですが、多忙な時間の合間に健康博で何かを発見できたら、新しいものとの巡り会いがあればという思いで訪れました。足が向くまま目についたのがシンプルで美しい木の食器の並ぶトマト畑のブース。実は数ヶ月間もずっとお椀を探していてなかなか納得のいくものに巡り会っていなかったので、磁石に引き寄せられるようにブースに向うと、出迎えてくれたのが2代目の田中秀樹さんでした。情熱的な瞳をした誠実な方。その傍らで接客なさっていたのが創業者であるお父様の田中栄二さん。優しいお顔をされた方で周りの空気が柔らかくなるようなオーラで満ちあふれた方でした。

1時間にもわたる熱いお話で2代目の田中秀樹さんは色々なことを語ってくれました。トマト畑がスタートした経緯から薬剤にいたることまで。そして「私たちは生産者として何を質問されても答えられないことはないんです。それってなかなか出来る事ではないのですよ。」と笑顔でおっしゃっていました。確かにそのとおりです。私も消費者として商品を選ぶ際に色々なことが頭をよぎるんです。「あれ?100%自然ってうたっているけれど、この抽出方法だと薬剤をつかうけれど、これって本当に安全なの?」とか、成分に明記されていないけれど、製造途中で人体に有害な方法で消毒とかされていないのかしら?とか、様々です。その度に会社に電話をかけてみたり、販売員の方に聞いたりするのですが、即答してくれたところはほぼゼロ。それほど販売員の方も、会社の方も知らないで消費者に商品を提供しているのが現状のようなのです。
そのような中でトマト畑さんのように「うちは質問されて答えられないことはないんです。全てのことを全部把握しています」と言い切れるって凄いことなのですよね。

TOMATO畑が食器の安全性にこだわる理由は、創業から掲げる理念に起因するのだそうです。創業者田中栄二社長の奥様が末期の乳がんを宣告され、その時に身体を作っているのは食べ物だ、と自然食療法をされたのだそうです。そうするとみるみるうちにがん細胞が小さくなり、完治したのだそうです。当時、田中社長は、木製品製造会社に勤務して中国の生産ラインを指導する職についていたそうなのですが「自分が一生懸命製造指導している木製品も、薬剤処理によって、毎日少しずつ、使ってくれた人達から大切な家族の健康を奪っているのでは?」と思ったそうです。それがきっかけとなりより安全な木製食器を安価に作る製造方法を模索する為、ひたすら日本と中国を走りまわったのだそうです。永い時間がかかったそうですが、工場・塗料屋・貿易会社等々の協力を得て、一つ一つ安全な製法を一から確立していき4年前に「安全な木製食器をできるだけ安価にご提供することを理念に」トマト畑が設立したのだそうです。

トマト畑のこだわり

<TOMATO畑の無薬剤食器ができるまで>
(以下トマト畑HPより抜粋)

1.素材となる天然の木を厳選して選びます

TOMATO畑の食器の素材となる木には、おもに食用樹の木(食べられる実をつける木)を使います。
お椀や箸には栗の木をスプーン等にはなつめの木を使っています。
その他の木も、すべてTOMATO畑のもうけた安全基準を満たした、選りすぐりの素材を使っています。

2.有害な薬剤処理をしない煮沸処理をしています

木は伐採した状態では製品化できません。虫食い・カビ・腐食等が発生してしまう可能性があるからです。 通常用いられる処理法では、この虫食い・カビ・腐食等を防ぐために、防虫剤・防カビ剤・防腐剤に木を浸します。
TOMATO畑の食器では、これら有害薬剤を使わないために、 巨大プールで約270度の蒸気を24時間当てる煮沸消毒を実施しています。水による処理なので完全に無毒です。
※プールの煮沸技術の詳細ですが、水は100度以上にならないため、プール下部から270度の蒸気を水中に放つ事により、 煮沸効果を高めています。さらに、木の導管(人間でいう血管)から樹液と不純物を抜き取り、品物の割れや変形を防ぐ効果もあります。

3.有害な漂白処理を禁止しています

従来の作り方では、木の染みを消すために、漂白剤で色を抜きますが、TOMATO畑の食器では、有害な漂白剤を使わないために、木がもつ本来の色のまま製品にします。
そのため特に染みが強いものは製品化できません。しかし資源を無駄にしないために、茶色などの着色をして染みが目立たなくなるようにしています。

4.すべての材料に1年間の天然乾燥をしています

薬剤処理をしていないため、煮沸消毒による水分を実に1年間かけて乾燥させます。
煮沸消毒で虫食い・カビ・腐食を完全に除去できない場合も、この1年間の天然乾燥で完全な除去を目指します。
さらに、長期に渡る乾燥の結果、材料のヒビ割れ品が多々発生します。
そのような材料もこの段階で全て取り分けることができます。

5.毒性の高い溶剤を混ぜたポリウレタン塗料を禁止しています

市場に流通しているポリウレタン塗装品には、食品衛生法で認められていない安価な塗料を使用しているものもあります。
TOMATO畑の製品は食品衛生法(厚生省告示第370号に適合)の合格基準は当然のこと、 安全性を数値で正確に確認するために、検査機関に定期的に検査を依頼しています。
検査機関では材質試験(商品の表面を削って検査します)にて、カドミウム・鉛がどの程度検出されるかどうかを、 溶出試験(24時間、商品を水に漬けて溶けだした物質を検査します)にて、重金属・過マンガン酸カリウムがどの程度検出されるかを検査します。もちろんどの物質も人体に有害です。 その検査結果で有害物質があまりに検出されず、「この商品は無塗装扱いになります」との通知がきたほどです。

6. 検査証も製造方法も全て開示しています

これら全ての安全製法のみならず食品衛生法の定める安全検査証を開示しています。


もう一つ、私をうならせたトマト畑のこだわり。
それはトマト畑の食器が中国で生産されたものであり、トマト畑はあえて中国産にこだわっているということです。
イメージからすると中国=安価で粗悪=不信感がありイメージが悪いですよね。しかし、トマト畑が中国生産にこだわる理由は価格にあるのだそうです。日本古来の伝統工芸品は薬剤の無い時代から作られてきたので完全に無毒ですが、ゆえに非常に高価であり日常品としてはなかなか手がでない。トマト畑が目指すのは高価で手が出ない伝統工芸品の食器ではなく「普通に使える安全な食器」。だからこそ皆が守りたい全ての人の為にあえて安価なコストを実現するために中国に拠点をおいているのだそうです。

でも、ここでも妥協を決してしないのがトマト畑さんの凄いところだなと思ったのですが、原木の安全性には絶対に妥協しないという姿勢。普通生産者は原木がどれだけ農薬を吸い上げたかなどは気にもせず、薬剤処理された木製の食器が出来上がっている。これが現状ですが、田中社長は福建省まで出向いて行ったんですね。田中社長が自ら出向き、国の林業局、福建省の局長からの信頼を得る事で
原生林の計画伐採の許可証を得る事ができたのだそうです。それは、在来種の原生林の原木。つまり、人が全く立ち入らない農薬も散布されていない全くの原生林で育った原木が使われているのだそうです。これは安価でありながら、究極の安全な素材ですよね。


伝統工芸といえば高値の芸術品だったけれど、これからは安全という切り口で日本の木の伝統工芸が再度見直される日がくることを願って活動しているのだそうです。日本の木の食器文化に伝統工芸品が日用品として根付くために。

今回私はお味噌汁のお椀とつかいやすいおかずボウル(中)とお箸のセットを購入しました。安全な食器というだけでなくシンプルでかっこいいのでどんなインテリアにも食事にもあうのが魅力です。


こちらがトマト畑さんのサイト
http://www.tomatobatake.jp/

トマト畑さんの木製食器はこちらで購入できます。
http://www.binchoutan.com/tomatobatake/index.html

トマト畑さんの魅力は私の記事だけではとても100%つたわりきらないので、ぜひ詳しく知りたい方はサイトをご覧になってくださいね。

安全な食器については長年私が研究してきたテーマでもあるので、これから徐々に紹介していきますね!




2013.03.12 01:04|危険な食べ物
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今日は今も意外と知られていないこと。何にでも入っているけれど避けて欲しいものについて書いていきたいと思います。
菓子パン、クッキー、ウェハースなど裏の表示をみれば必ずといってよいほど入っているのが「ショートニング」「マーガリン」
名前の響きから「調理に使うヘルシーな素材?」のように思えるのですが、実はこれは非常にやっかいなもので、長期にわたり継続的に摂取すると身体に様々な害を及ぼす原因となるものなのです。
子供が大好きなお菓子に入っているマーガリンやショートニング。大人が知識をもっていれば極力避けられるものですし、大人の私たちにとっても動脈硬化やアルツハイマーを招く要素となりえるものの一つなので注意が必要です。


そもそもマーガリンやショートニングやとは何なのでしょう。

さて、マガーリンとは、元々はバターが高いので、その代用として植物油脂を加工して作られたもので、お菓子やパン、クッキー、ケーキなどにも使用されています。植物由来だからバターよりは健康的?というイメージを持たれている方も多いですが、いやいや。マーガリンは自然界に元々存在しない不自然な食べ物なのです。

次に。ショートニングとは、マーガリンから水分と添加物を除いて純度の高い油にしたものです。ラードやバターの代用としてサクサク感(英語でShort)を出せて、しかも安価な為、クッキーなどの焼き菓子、フライや揚げ物など幅広く使われています。外食で出される揚げ物に使われる油は多分ほぼショートニングでしょう。

通常、油(例えばバター)は冷蔵庫では固まっていますが、常温では液体になりますよね。でもマーガリンもショートニングは常温でもトロみのある状態(半個体油)のまま溶けません。
つまりショートニングやマーガリンは科学的に作られた「人工油」で、トランス型という立体構造を持つ自然界に存在しない異常な油なのです。

マーガリンがどのように作られるかというと、液状の植物油に強制的に水素を添加して、あのような半個体の状態に固まらせるのですが、この際にトランス脂肪酸というものが生じます。これがトランス脂肪酸という悪者なのです。
ショートニングもマーガリンと同じ方法で作られるのですが、マーガリンより倍近いトランス脂肪酸を含みます。

では、トランス脂肪酸とはなんなのでしょう?少しだけ掘り下げてさらっと説明しますね。

トランス脂肪酸とはマーガリンやショートニングなどの加工された油や、インスタント食品、スナック菓子に含まれる脂肪酸の一つです。液状の油(不飽和脂肪酸)を固まらせるために水素を添加するとこれが(飽和脂肪酸)というものに変化するのですが、この工程で発生するのがトランス脂肪酸というものなのです。脂肪酸の話になると少し難しい科学の話になってしまうので、ここからさらに詳しくトランス脂肪酸についての知識は農林水産省のサイトに詳しく、そして解りやすくまとめられていますので、参照なさってください。

農林水産省「すぐにわかるトランス脂肪酸」




トランス脂肪酸が人体に及ぼす危険とは?

1. <トランス脂肪酸と動脈硬化の関係>

トランス脂肪酸は悪玉コレステロールを増加させ、善玉コレステロールを減少させます。血液中の悪玉コレステロールが増加し、善玉コレステロールが減少すると動脈硬化や心臓疾患のリスクが高まります。

2. <トランス脂肪酸と花粉症&免疫低下の関係>

これらトランス脂肪酸が含まれる大豆やコーン由来のサラダ油や紅花油からはアトピーや花粉症、炎症を激化させるという報告もあるそうです。またヨーロッパの医学者の間では、黄疸や肝臓の慢性的な疾患、関節炎に類似する症状、皮膚炎や花粉症など免疫系組織の過剰反応、心臓や循環器系の症状悪化、脳の毛細血管のダメージ、腕や足の感覚不能や痛みなど、これらの症状を悪化させる原因の一つだとも言われているそうです。

3. <トランス脂肪酸と認知症との関係>

最近の研究では、トランス脂肪酸を摂取している方ほど認知の機能の低下がみられる。つまり認知症発生の原因の一つだとも言われています。それは脳のトランス脂肪酸が脳の血中の悪玉コレステロールを増加させ、それにより動脈硬化が進むため、認知機能が低下するためだと考えられています。
(米国神経学会が発行する学術誌「Neurology」に研究結果が発表されました)

4. <トランス脂肪酸とアトピーの関係>

子供のアトピーの原因と深い関係があることも解っているそうです。それは、体内に入ったトランス脂肪酸が、細胞膜が作られる時に、弱く不安定な細胞膜を作る要因となるため、ウイルスや最近がこの弱い細胞膜から入ってきやすくなり、免疫機能を弱らせるからなのだそうです。
よって、アレルゲン(アレルギーの元)となる物が細胞膜に侵入してきた際にアレルギーを引き起こしやすいということから、トランス脂肪酸とアレルギーの関わりが指摘されているのだそうです。

5. <トランス脂肪酸と癌との関係>

他にもトランス脂肪酸は活性酸素を大量に作り出すために体内の酸化が進むため、細胞遺伝子がガン化する可能性が高いことが指摘されていたりもするんです。アメリカではなんと癌による死亡率とトランス脂肪酸の消費率がほぼ一致しているデータも報告されているくらい深刻な問題でもあります。

6. <トランス脂肪酸と発達障害&精神疾患&アルツハイマーとの関係>

トランス脂肪酸を含む食事をして、代わりに良質のオメガ3が不足した場合に起こりうることして非常に心配なのが、子供の発達障害の問題だそうです。
なぜなら脳の約60%は脂質で構成されているですね。
脳の遺伝情報にかかわる神経細胞にはオメガ3が必要なわけなのですが、ADHD(注意欠乏多動性障害)をはじめ、認知症やアルツハイマーなど脳神経と関わる疾患のある方にはオメガ3が非常に少ないことが解ってきたそうなのです。
オメガ3が不足すると、変わりとして悪い油であるトランス脂肪酸が使われてしまい、そうなることで脳の伝達神経の機能が変わってくるのだそうです。その状態が頻繁に繰り返されることでこのようなADHDや情緒不安定、集中障害、うつの症状を引き起こす恐れがあるそうなのです。これはとても怖いことなので、子供を持つご両親にはぜひ覚えておいてほしいことです。オメガ3は以前のブログでも書いたのですが、亜麻仁油やお魚から摂取できます。

その他、
トランス脂肪酸は骨の発育を妨げる。
トランス脂肪酸は母乳中の乳脂肪分を減らし、母乳の質を低下させる。
トランス脂肪酸は酵素の働きを妨げる。

などの報告もされています。


トランス脂肪酸を含むであろう食品とは?
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菓子パン、カレールー、レトルト食品、加工されたチーズ、揚げた食品、ベイクされた食品
・調理済の食品、パン、クッキー、ケーキ、スナック菓子
・ポテトチップスなどのチップス類、クラッカー、コーヒー用ミルク、アイスクリーム、サラダ油そしてファーストフードやファミレスのもの。特に揚げ物は要注意。



トランス脂肪酸を含まない油とは?

●「オレイン酸」や「リノレン酸」などを含む油
オレイン酸を豊富に含む食用油にはキャノーラ油(なたね油)ピーナッツ油、米ぬか油、マカデミアンナッツ油などがありますが、なかでも代表的なものは「オリーブオイル」です。
オリーブオイルを選ぶ時の基準としてもう一つ大切なことは低温圧搾法(低い温度で昔ながらのぎゅっと絞るタイプの抽出法)を明記してある物がおすすめです。表示のないものは抽出の際、遠心分離機を使って高温で油を抽出している場合があり、これではトランス脂肪酸を含んでいる可能性があるからです。

*ただし、オリーブオイルは非常に酸化しやすい油なので購入する時には小さい瓶のものを購入してください。開けたり閉めたりしているうちにすぐに酸化してしまいます。なるべくガスコンロの近く(温かい所)にはおかないようにしてください。でも、冷蔵庫だと油の特性上かたまってしまうので、冷暗所にて保管してください。

●リノレン酸を豊富に含む食用油
フラックスオイル(亜麻仁油)が有名ですが、こちらは加熱には不向きですのでドレッシング用ですね。
高温に一番耐えられる安定した油は、ズバリ「ココナッツ油」ですが、風味がココナッツなので、中華や炒め物の際にはココナッツの香りが小々いたします。


トランス脂肪酸を含む可能性の低い油の選び方とは?

油を選ぶ際、表示で「圧搾絞り」「コールドプレス」「低温圧搾絞り」の表示のものは安心度が高いです。


トランス脂肪酸をさける生活スタイルとは?

1. 製品の裏ラベルの表示をみて「マーガリン」「ショートニング」とあったらなるべく避ける。
その他、「植物油」「植物油脂」「植物性油脂」「加工油脂」の表示のものもトランス脂肪酸を含んでいることが多いそうです。

2. 外食、特にファミレスやファーストフードはなるべく避けましょう。もし行くのであれば、揚げ物は絶対にやめておきましょう。自然界に存在しない人工油で揚げた物、しかも何度も使い回しされた古くて酸化された油が使用されている可能性大です!
フライドポテトのトランス脂肪酸含有量はなんと20.5%!!ファーストフードでハンバーガー&フライドポテト&コーヒー(コーヒーフレッシュを含む)をセットにすると、それだけでトランス脂肪酸の含有量が一気にぐ〜んと跳ね上がってしまい日本人が一日平均摂取するトランス脂肪酸の量1.56g(内閣政府安全委員会)を楽々オーバーしてしまいます。怖いですよね。

3. オメガ3脂肪酸を含む油を摂取しよう!
オメガ3を含む油の代表は亜麻仁油(植物由来)、そして魚に含まれるDHAやEPA(動物由来)。オメガ3脂肪酸はトランス脂肪酸を抗制させる効果があります。


世界におけるトランス脂肪酸のとらえられかたとは?

1 アメリカ
アメリカでは2006年1月から加工食品の栄養成分表示において、総脂肪、飽和脂肪酸、コレステロールに加え、トランス脂肪酸の表示が義務づけられたことにより、トランス脂肪酸は身体に悪いから取らない!という意識が既に一般的な常識として定着しつつあります。(全米薬学協会・全米科学アカデミーが「トランス脂肪酸の摂取はできるだけ少なくするべき」と提言したことにより、食品医薬品局(FDA)が義務化が決定された。)

NYではご存知の方も多いとは思いますが、この全米のトランス脂肪酸の義務よりも一歩先にいく取り組みがなされ、2007年6月より外食産業でのトランス脂肪酸が使用禁止となりました。すごいですよね!なんて進んでいるのでしょう。(ニューヨークでは当時、心臓病が死因の40%でした)
そして、カリフォルニアでは2010年に州として初めて食品販売施設での一食あたり0.5g以上のトランス脂肪酸の使用を禁止する措置がとられました。

2 ヨーロッパ諸国
EUでもトランス脂肪酸の過剰摂取を控える警告がなされています。
例えばカナダでは、2005年から既にトランス脂肪酸の含有量の表示が義務化されていますし、デンマーク政府では2003年に、そしてスイスでは2008年に、オーストラリアでは2009年に100gあ たり2g以上 の油脂に含 まれるトラン ス脂肪酸の 使用を禁止としています。さらにヨーロッパの業界団体では、家庭用マーガリンのトランス脂肪酸含有量を1%以下、業務用マーガリンは5%以下にする方向で検討されているそうです。


3 南米諸国

ブラジルは2006年に栄養成分表示にトランス脂肪酸を追加。
アルゼンチン、チリ、パラグアイ、ウルグアイもトランス脂肪酸を含む栄養成分表示の義務化を実行。

4 アジア諸国
さらに、アジア諸国にもこの動きは広まり、韓国では2007年に、台湾では2008年に栄養成分表示にトランス脂肪酸を追加。
香港では2010年7月よりトランス脂肪酸を含む栄養成分表示が義務化されました。

5 その他
オーストラリア、シンガポールでは義務化はないものの、任意でトランス脂肪酸の含有量を強化表示する基準を設けているそうです。


海外では表示義務化にともなって、トランス脂肪酸の含有量を確認してから買うのが常識になっています。そして、世界的な動きやデータからもトランス脂肪酸の危険性の結論は明らかに出ているのに、日本ではトランス脂肪酸の認知はまだまだ低く、先進国でありながらトランス脂肪酸の表示も義務ではなく「任意」とかなり遅れているのが現状です。義務化されたら、それだけでかなり消費者の意識も高まり、生産者側だって背筋をもっとピンと張って健康と向き合った偽りのない製品開発が出来るのにと思います。

では自然食品のメーカーの認知はどうなのでしょう?一般のメーカーに比べ、自然食品メーカーではトランス脂肪酸の危険性が注目され始めているようには感じるのですが、まだまだだなと感じることもあります。
自然食品店でも手にした美味しそうな無添加天然酵母のパンの成分にショートニングが入っていたり、オーガニック穀物クッキーにマーガリンの表示があったりするので、こんなところでも認知の低さを目の当たりにすると本当にがっかりなのです。せっかく他には良いものを使用しているのに、なぜトランス脂肪酸をあえて使ってしまうのだろう。せっかくここまで頑張ってトランス脂肪酸では買う気にもならない。と思ってしまうのです。

現時点では、日本において食品中のトランス脂肪酸について、表示の義務や含有量に関する基準値はありません。また、トランス脂肪酸だけではなく、不飽和脂肪酸や飽和脂肪酸、コレステロールなどの他の脂質についても表示の義務や基準値もないのです。

トランス脂肪酸表示の義務化が一刻も早くされるように願うと同時に、まずは一人一人が知識をもって選択していくことが先決のようにも感じます。ここまで読んでくれた方、もしお友達や家族の方とふとした機会にトランス脂肪酸について話す機会があれば、情報をぜひシェアしていただければと願います。

愛する人たちの身体を守るために。
2013.03.09 01:08|美容
さて、本日は私が実践している簡単で安全に出来てしまう「お家でエステレシピ」の一つをご紹介します。
少し前にFacebookに掲載して500人以上の皆さんに見ていただいた「安眠サラダ」のレシピに登場したアボカドを使ったフェイシャルパックです。

アボカドを食べようと買ってきて切ってみたら中が黒かった、
食べずにいたら冷蔵庫で熟しすぎてしまって捨てるしかなかった、なんて経験がありませんか?
捨てるなんてもったいない!
それに1つ約100円程で売られているアボカドですが、熟したものはたまに値引きされていたりするので、今日はエステにアボカドを使うアイデアをご紹介します。

高価な化粧品の全成分をみれば知らないカタカナの添加物が沢山入っていたりするものです。知らず知らずのうちにお金を使って肌に有害なものを使っていたとしたらそれは怖いことです。
自然そのものの野菜を使えば人工の香料、添加物、着色料、硫酸塩等の人体に有害なものが一切入っていませんものね。

森のバターと言われているアボカドには、豊富なビタミンと良質な油分が含まれています。ビタミンA、B、D、Eの他、鉄分、カリウム、葉酸、そして何よりも嬉しいのが強い抗酸化作用のあるビタミンE、オレイン酸が豊富に含まれていることなのです。食べてよいのはもちろんのこと、ビタミンEやオレイン酸はお肌や髪とも相性がよいので是非試してみてくださいね。

オレイン酸は敏感肌や傷ついた肌、やけど、日焼けでダメージを受けた肌、夜更かしや栄養不足で疲れた肌に修復の効果がありますので、最近お肌がなんとなく元気がなくて、と感じたらぜひ試してみてください。

アボカド1つで、フェイスパック&フェイススクラブが出来ます。
OR
アボカド1つで、ヘアーマスクが作れます。

DSC_0344.jpg


<アボカドフェイスマスク---シンプル編>
材料
アボカド 4分の1個

フォークでクリーム状になるまでつぶします。

<アボカドフェイスマスク---応用編>
材料
アボカド 半分
小麦粉 or 豆乳パウダー(こってりさせるため)大さじ1
キャリアオイル小さじ1
蜂蜜 小さじ1
*オイルと蜂蜜はどちらかあれば可、無くても可です。
*食用のオイルは一般的に少量の防腐剤が入っていて肌から経皮吸収されてしまうので、トリートメント用のキャリアオイルをお勧めしています。


<アボカドスクラブ>
アボカド 半分
ブラウンシュガー (私はデイツシュガーというイチジク砂糖を使います)
*重層やすりゴマでもOKです。
力をかけずに優しくマッサージするとお肌の潤いを損なわず古い角質を取り除いてくれます。

<ヘアーマスク>
アボカド 1個
オリーブオイル 大さじ1
蜂蜜 大さじ1 
*髪につけて20〜30分置きます。


アボカドを使ったホームレシピには色々とありますが、ほとんどの物にアボカドの変色を防ぐため目的だと思うのですが「レモン汁」がレシピに入っているんですね。その他にもレモンパックだとか、レモンを使ったホームメイドの化粧品レシピが多くあるのが気になるのですが。

私はレモン汁はお肌に直接塗ると百害あって一利無しくらい、刺激が強いものなのでお勧めしていません。
もちろん、アボカドフェイシャルパックにもレモンはそのような理由から入れていないのです。


(そしてヴィーガン(動物性由来のものを口にしないベジタリアン)を配慮してヨーグルトもレシピには加えていません。)

レモンには「ソラレン」という物質が含まれています。ソラレンは主にレモンの皮の部分に含まれる光毒性物質であり光、紫外線を浴びるとシミの原因になることがわかっています。他にもキュウリにも含まれているので、キュウリパックも実はシミの原因になるので気をつけてくださいね。

余談ですがレモンやキュウリの話になったので、忘れないうちに。。

通常レモンやキュウリやパセリやセロリなど、ビタミンCを多く含むと言われている野菜や果物は、朝の外出前に食べるとシミの原因になることもあるのでこちらも注意してくださいね。日焼けを気にするのならば、安眠サラダのように夜にたっぷり食べるのがおすすめなのです。夜ですと、朝までには摂取された光毒性物質が代謝によって体内から消えてなくなるので安心ですね。

すぐに使ってしまうのならばアボカドの変色を防ぐ目的のレモンは要りませんよね。
ちなみに私は抗酸化の目的としてローズマリーのエキス(お水で抽出したもの)を小々加えています。アルコールで抽出したものに比べて穏やかな処方です。ローズマリーエキスは無くても大丈夫です。

フェイシャルパックは20分から30分湯船に半身浴をしながら行ってくださいね。
ラベンダーの精油を3滴たらした湯船からほのかに立ち上るラベンダーの精油の香りで自律神経を整えリラックス効果も期待できます。
ハーブティーをいただきながら、お風呂で至福のホームエステタイム!
お肌も髪もしっとりつややかに整いますよ。


 








2013.03.07 10:26|食事
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写真の著作者:susivinh

さて、昨日になりますが非常に興味深いテーマの番組がテレビで放送されていました。
テーマは「肉食で長生き&アンチエイジング!」え?!!と思った方も多いのでは。まさに、常識を大逆転するような内容ではありませんか。そして、時を同じくして何故今こんな話題がテレビで取り上げられるのだろうと思うのです。
テレビの世界はスポンサーやメディアを取り巻く社会の風潮や景気など、色々なものが絡み合っているから、なんとなく不思議でならないので、今日のテーマは「結局肉食は健康によいのか、寿命をのばすのか?」ということについて私の見解を書いてみようと思います。


まず、本日3月6日、NHKでは『気付かぬうちに「新型栄養失調」たんぱく質不足の高齢者に肉食のすすめ』と題して肉食を進める番組が放映されました。
内容はというと、お年寄りの間で3食しっかりと食べているのに栄養失調になってしまう「新型栄養失調」なるものが増えているそうなのです。
理由としては、高齢者は野菜中心の食生活の人が多く肉や卵や油をつかった動物性タンパク質が不足しているために、新型栄養失調が多い。
症状の悪化は「老化促進、筋肉低下、寝たきり転倒、免疫力低下、心臓病」を招く原因になるので、肉や油をとりいれた食生活をしましょうとのことでした。

お肉が不足するだけで、こんな疾患が待っているなどと言われたら「お野菜中心の生活をしていたけれど、これからは健康&長寿の為にお肉をもっと食べなくては!」と慌てるのが人間の心情ですよね。

さて栄養失調が多いのは「動物性タンパク質が不足しているからだ」と理由づけされていますが、本当にそれが原因なのでしょうか?

誤った知識からくる食生活、例えば強い骨のためにカルシウムを摂取しなくてはと『牛乳•ヨーグルト神話』を信じて毎日乳製品を摂取していることが逆に骨粗鬆症などの骨の老化の原因を招いているという研究結果もでていますし、他の考えられる理由としては、高齢者の一人暮らしを取り巻く環境。一人分だけをお料理するのは大変なので、コンビニ弁当やスーパーのお惣菜で食事を済ませてしまう一人暮らしのお年寄りが増えてきた事による栄養の偏りもデータに反映されていると私は思うのです。(それらの物には添加物が多いですし、質の悪い使い回しされた油で揚げられた揚げ物などが含まれていたりもしたり)沢山の原因が重なってお年寄りの栄養失調が起きていると考えるのが自然なわけで、何か特定の原因を決めつけて報道するのは危険であると思うのです。

『動物性たんぱく質』は質のよいもの、例えば養殖ではない天然のサーモンなどは天然のEPAやDHAなど抗酸化作用のある栄養素が豊富に含まれているから良いでしょう。しかし、先日の記事でも書いたのですが今の世界の海は水質汚染や放射能、水銀などの重金属の問題など多くの問題を抱えているので、魚も100%クリーンで安全とは言い切れない状態にあるので、時代の流れに伴う現状を把握した上で、お魚を摂取するのも程々がよいかと思っています。



そして話はまだ続きますが2月18日の「はなまるマーケット」の特集ですが

「常識大逆転。長寿の秘訣は肉食にあり」という番組が放送されていました。

動物性タンパク質を積極的に摂取したグループと、あまり摂取しなかったグループの比較では肉食グループが約2倍の確率で長生きするというデータが紹介されたり、一般から選抜したお肉が好きな方のご長寿達が紹介され「元気の秘訣はお肉である。」とか、「お肉がないと小説がかけないとう」小説家の方や、「お肉を食べないと体力がもたないのでピアノが弾けない」というご長寿ピアニストの方などのご意見が紹介されていました。

どの方にも「〇〇を食べると元気になる気がする。」「〇〇を食べないと活力がわかない。」「〇〇は元気の源。」という食べ物があるものです。たとえ健康とは100%結びつかなくても、私もチョコレートをいただくと幸せな気持ちになります。テレビに登場されたご長寿の方々が「お肉が好き」でありお肉によって活力みなぎる気分になるのだというのは本当でしょう。
そして、それ以外にも、いえいえ、それ以上にご長寿でいられる秘訣、健康法は必ずあるはずなのです。規則正しい生活をされているとか、お肉と同じくらいにお野菜も食べていらっしゃるだろうし、何よりもバランスのとれた生活をされていらっしゃるでしょう。

寿命が長い、短いというのは本当に様々な要因からなるもので、完璧に健康そのものの食生活をされていても癌になる方もいらっしゃれば稀にとくに健康は意識したことなく好きなものを食べて暮らしていたが病気一つせずに長生きされている方もいるものなのです。
なので、ご長寿を集めて「私たちの健康と長寿の秘訣はお肉です」と語っていただいていることに、こじつけたような不自然さを感じずにはいられないのです。
他にも番組では「老化を遅らせる動物性タンパクレシピ」としていくつかの献立を紹介したりしていて、それを一つ一つ書いていくと長くなりすぎてしまうので、省略して紹介させていただきますね。番組の内容は「はなまるマーケット」">「はなまるマーケット」のサイトを参考になさってください。

そして一番私が衝撃をうけたのは、番組で熊谷 修教授(人間総合科学大学・人間科学部・健康栄養学科)がおっしゃっていたことでした。

なんと、

「肉、タマゴ、牛乳などの適度に欧米化した多様性に富んだ日本食が寿命の延び、老化の遅れに貢献している」とのこと。。。。。。。!!!???

では、ここで!
物事には全て両極端の意見、見解が存在するものです。
例えばですが

「医療における大麻の使用は容認できるか否か」
「動物実験は賛成か反対か」
「死刑執行は賛成か反対か」

などですが、アメリカで学生だった頃、日頃から授業で良く題材とされていたこの「両極端•賛否両論のトピック」。両極端の見解を把握した上で、自分の意見というものを生み出し、それを自分の言葉で表現することがアメリカでの授業の一般的な進め方でした。

ではここで番組が取り上げた意見をもう一度見つめ直してから対極にある意見を検証していきましょう。

本当に肉食はアンチエイジング効果があるのか?」
「肉食が日本人の寿命をのばすことに貢献しているのか?」
「お肉は長寿の秘訣である=病気にならない生き方の秘訣なのか?」


動物性タンパク質の研究ですが、実は既にドクターキャンベルエドワードハウエル、そして100万部を売り上げた『病気にならない生き方』の著者で、胃腸内視鏡の世界的権威でもある新谷弘実先生など、世界権威の先生方による膨大な研究研究資料から「動物性タンパク質は老化を早める食事」という事実は証明されているのです。

私はここでは自分が学んできたこと、知識、そして世界にある情報を平等に提供することで、みなさまに事実をしっていただきたいと思っています。
読者の皆様にはテレビの放送内容と、提供された情報を比較していただき、そこから判断していただければと思うのです。
何度もブログでお伝えしているように様々な情報が混在する社会で、メディアを巻き込む情報とは時に社会や経済の損得など、ドロドロとして利害関係を父君でいたりと隠蔽、情報操作されていることも少なくないと私は考えるからです。

「情報を知ることで選択できる。」と考えるからです。

さて、ここで愛する人の為、全ての国民のために知りうるべき情報を提供している素晴らしい本があるのでご紹介ささえていただきます。
アメリカで出版されているThe China Study(ザ•チャイナスタディー)という本で、
日本語では葬られた「第二のマクガバン報告」と題して出版されています。

こちらの写真をクリックするとアマゾンで購入できますので、興味のある方は是非読んでみてください。



栄養学の世界権威「栄養学のアインシュタイン」と称されるキャンベル博士が四十年余りに渡り研究された疫学大調査をもとに、最近の世界の一流文献の七五〇以上もの裏付けを立証しまとめあげた史上空前の研究内容がまとめられています。

きわめて科学的なデータにもとづき理論的に論証されたものであるから、どんな文献を用いても反論できないような信頼性の高い内容だと言われています。
そうです、信頼性が高い膨大なデータに元ずく情報なので、その説得力、裏付けも確かであり非常に信頼できるデータなのです。


こちらの写真をクリックするとアマゾンで購入できますので、興味のある方は是非読んでみてください。


<以下目次より要約>

全米の医学界・栄養学界・製薬業界を震撼させた、歓迎されざるベストセラー「THE CHINA STUDY」(ザ・チャイナ・スタディ)完訳!
本書によって覆された「常識」の数々・・・
●「ガンの進行は止められない」という常識
●「動物タンパクでなければ大きくなれない」という常識
●「カゼイン(牛乳タンパク)で健康になれる」という常識
●「コレステロール値の低い人には肉をすすめる」という常識
●「良質=体に良い」という常識、などなど・・・
(本書より)

【著者情報】
T.コリン・キャンベル
コーネル大学栄養生化学部名誉教授。

栄養と癌の関連についての専門家。
ダイオキシンやアフラトキシンといった毒物に関する研究、疫学研究の「中国プロジェクトを指揮したことで著名。
研究結果を受け、動物性食品をまったく食べないことが一番安全であると結論し、家族とも完全菜食者になった。
大学でベジタリアンの栄養学を教えている。
世界がん研究基金とアメリカ癌研究協会のアドバイザー。

トーマス・M.キャンベル
ニューヨーク州イサカ出身。
1999年コーネル大学を卒業後、著術家・俳優として活躍。
現在はニューヨーク州バッファロー大学医学部在籍中


この本の題名ともなっている「マクガバン報告」とは1977年アメリカで食と健康に関するレポートをまとめ発表した上議員ジョージ•S•マクガバン氏の名をとっています。
当時アメリカでは国家財政を脅かすほど巨額にふくれあがった医療費の問題がありました。
なんとかして国民の病気になる原因を解明し根本的な対策を立ち上げなくてはとマクガバンを委員長とする「国民栄養問題アメリカ上院特別委員会」が結成されたのでした。
世界中からありとあらゆる食と健康に関する情報が集められ、医学の権威、最高レベルの栄養学、疫学の専門家たちが集められ「病気の原因」を徹底的に調査し5千ページにもおよぶ報告書が完成したのがマクガバン報告書なのです。

上、中、下と三巻にわたって出版されていて、それぞれの巻で内容もさまざまなので関心のある方にはとてもおすすめの本です。私は出版されてすぐに一生物として買った本でもありますし、アメリカのニューヨークタイムズでは「疫学研究のグランプリ」と賞賛された本でもあります。

博士がこの本で読者に伝えようとしているメッセージは、
「動物性食品はガンの最大の要因。動物性の食事を辞めれば、癌、心臓病・ 脳梗塞・糖尿病・骨粗鬆症・関節リウマチ、自己免疫疾患・アルツハイマー病・白内障・加齢黄班変性(AMD)その他、あらゆる病気を予防し回復させることができる」というものです。

では何故葬られてしまったのか??

キャンベル博士は当時の副大統領候補に推薦される程の有望な政治家で、長期にわたり政府の栄養政策組織の委員を務め、その内部事情に誰よりも精通していたわけなのです。つまり、政府と食品、製薬、医学業界の絡みやしがらみなどドロドロした関係なども赤裸裸に語られているそうです。
その記述は主に下巻にあり、翻訳者も「それらの執着ぶりを暴いてゆくところはサスペンス以上の迫力と「真実の重み」があり、読者を驚かせることでしょう」と述べているほどです。

国民のため、全世界の人々の健康のために自分が出来ること、という信念のもとに正義感と勇気をもって全てを公に赤裸裸に公表された報告書ですが、
案の定、キャンベル博士は政界、畜産業界から反発をかい、せっかくまとめたマクガバン報告書も国民の手に渡らないように、話題に上らないようにと情報操作されていったのだそうです。


前回のブログでも書きましたがテレビにはスポンサーがいて、スポンサーがお金を出してくれるから番組が成り立つわけなのです。
なのでスポンサーは自分たちの製品、業界が潤うような番組を作っていただきたいわけで、例えば〇〇乳業がスポンサーの時には牛乳で健康になろう!なんていう特集をくんだりするわけです。小々大げさな例ですが、私には今回の「肉食で長寿になろう、肉食で病気予防」なる番組が立て続けにあったのはもしかするとTTPが間近にせまっているからかな?なんて思ったりもするのです。

TTPの案が通れば食肉業界は潤いますし、そうなると安価で輸入牛肉を仕入れられる場所、つまりファーストフードやチェーン店のファミレス、食肉加工をしている業者、食肉、畜産に関わる業者全てが何だかの恩恵をうけるわけなのです。
色々と論議を醸し出しているTTPですが、今回の番組も巨大食肉業界がなんとなく政治にリンクしているような気がしないこともないと考えるわけです。


最後にまとめますが、

「動物性タンパク質は癌の成長を促進する。」

「動物性タンパク質は摂取量が少量であっても慢性病を多発させる原因となる」

「癌の発生、増殖を促進させる成分とは牛乳タンパク質の87%を構成しているカゼインという成分(発達障害ともリンクしている成分)に関係しているがそれに反して、大量に摂取しても癌を発生、増殖を促進させないタンパク質は植物性タンパク質であった。」


そして世界で最も理想的な食事は元禄時代以前の日本の食事=精白しない殻類を主食とした季節の野菜や海草や小さな魚介類であると言っています。


今回のチャイナプロジェクト(マクガバンが行ったプロジェクト)の調査結果で証明されたことは、動物性たんぱく質を大量に摂取していた人の多くが慢性病を発症し、たとえ少量しか摂取していなかったとしてもなんだかの人体に有害な影響を与えていたこと。
植物性タンパクを多く摂取するグループでは慢性病とはあまり縁がない傾向であること。

動物性食品の割合は「ゼロ」であることが望ましい。つまり動物性食品を排除することが望ましいとも言い切られています(マクガバン報告下巻)

全体的なまとめとしては、
慢性病といわれる疾患(心臓病、糖尿病、高血圧、癌、脳卒中、白内障、関節炎、勃起不全、骨粗鬆症、自己免疫疾患、アルツハイマー、視力低下等)の予防、そして、症状回復のために最適な食事とは:

プラントベース=植物性食品であり、ホールフード=未精製•未加工の食べ物で構成された食事であること。

私の見解ですが、フッ素が歯によいとか、牛乳が骨を強くするとか、マーガリンはヘルシーだとか、いわゆるヘルシーな油が身体に良いだとか、間違いだらけの栄養学が一人歩きしている中、拍車をかけるようにメディアによる情報操作があり、不自然な内容の番組が報道されたり、不自然で極端なダイエット方が注目を浴びていると感じています。
それでも現代はこうしてネットや書籍で真実を知ることもできる時代です。
なにごとも程々といつも言い続けているわけなのですが。

私は基本は乳製品をほぼ口にしないヴィーガンよりのベジタリアンですがたまに動物性のタンパク源としてお魚をいただいています。それはタンパク質にこだわるわけではなく、たまに食べたくなるからなのです。なので、真っ向から動物タンパク質に反対することもしません。本当に一年に何回かですが外食の時、ディッシュにお肉が煮込まれていたりするとよけることはなく他の具材と一緒にいただいたりはします。
しかし、やはり肉食はキレイな腸を形成するのには適していなく、腸がキレイなことは他の臓器や肌、健康に大きく関与しているので、そのこともありお肉は食べないことにしています。
他には動物愛護の考えもありますが、その話になるとまた深くなってしまうので、今日はこのへんで終わりにいたします。
2013.03.04 03:24|人生
Tuesdays With Morrie Poster

いかに死ぬべきかを学べば、いかに生きるかも学べる。
byミッチ・アルボム 「モリー先生との火曜日」より


“The truth is, once you learn how to die, you learn how to live.”
by Mitch Albom, Tuesdays With Morrie

映画、「モリー先生との火曜日」は難病ALS(筋肉の萎縮と筋力低下をきたす極めて進行の早い神経性疾患。半数が発病から3〜5年で呼吸筋麻痺により死亡する難病)に侵されたモリー•シュワルツ教授が、病気と戦いながら、「いかに人生を生き、いかに死ぬべきか」の最後のレクチャーをかつての教え子ミッチェルに与えた記録、ノンフィクションストーリーです。

ふと手に取るもの、聞くもの、新しく出会う人、再会する人、全てがまるでタイミングを合わせたように、「今の自分に必要なものだ」とまるで誰かに抜群のタイミングで与えられた。と、そう感じることがありませんか?
今日私がふと手にとった映画、それは「モリー先生との火曜日」という映画でした。
先日のブログで「ローズという87歳の女学生」が大学を卒業したという物語について書きました。
『何事も学ぶ事に遅い時期はなく、チャレンジを諦めない限り人は老いることはないのだ、成長しつづけるのだ。』ということをローズの人生を疑似体験することにより私たちも学び、勇気づけられましたっけね。
「エルダー(年を重ねた方)から学ぶべし」、という言葉があるように人生で喜びも苦しみも経験した彼らのハートには知恵と経験と感情の皺がたくさん刻まれていて、それは若者の繊細で壊れやすいハートとはまた違う質感もので、柔らかく弾力にとんでいるのではないかと感じることがあります。

「モリー先生との火曜日」では死を間近にむかえた主人公のモリー教授の心に沁みる愛情溢れた言葉人生のヒントが沢山詰まっています。そして、その言葉の一つ一つにが心に染み渡ることで私たちは人生というものを改めてしっかりと考えさせられる、そして自分の人生に照らし合わせてうんうんとうなずけるのです。
詳しい内容は種明かしになってしまうので控えますが、私の心に残った言葉、気になることなどをいくつかピックアップしてご紹介しますね。

モリー教授がウィスタン・ヒュー・オーデンという詩人(20世紀、第2次世界大戦時期に活躍詩人)の言葉を引用して愛について語るシーンがあるのですが、非常に印象的なシーンでした。
そして私も思わずリピートしつぶやいてしまった言葉でもありました。

We must love one another or die
「愛しあわなければ、 わたしたちは死ぬしかない。」


第2次世界大戦の悲惨な経験を体験したことから詩人オーデンは地球と人類の未来に大きな危機感を抱き、その中で人々が愛をもって繋がらなければ何もかも滅びてしまうのだ、という気持ちからこの言葉はうまれたのと私は思うのですが、後々にオーデンはこの言葉を自ら削除してしまっているんです。「結局我々は全て死ぬのだから」という理由から。

でも、私は削除したのは「愛の押しつけ」をあえてするべきではなかったというオーデンの思いやり、配慮の気持ちからなのではないかと思うのです。
本当にオーデンが言いたかったのはきっとこうゆう意味ではないのかと。
『何をしていようが時間の流れはとどまることなく一刻一刻が刻まれる。我々は皆な死というゴールに向かって進んでいく。結局は死んでしまうのならば、産まれてきて存在し、相互に関わりこうやって生きているのだから、命あるかぎりは愛し合わなければいけないのだ。愛があるから生きていけるのだから。』

モリー教授は自らの死の恐怖と痛みを体験することで、結局は愛が一番大切な物、つまり「愛し合わなければ生きていけない」という言葉に託し教え子に伝えたのだと思うのです。

『人は一人では生きていけない。依存しあって生きている。生まれたての赤ん坊も依存しなくては生きていけないし、死ぬ時も依存する。そして私も今こうやって身体が徐々に動かなくなり、周りのみんなに助けてもらって生きている。人々は依存することは恥ずかしいこと、というけれど、私はそうは思わない。なぜなら我々はみな何かの形で助け合う、つまり依存しあいながら存在しているのだから。それが人生というものじゃないか?』

アメリカではindependent(自立)していることが良しとされ、dependent(依存)していることは逆にネガティブとされる風潮があるように思うのです。これは私のアメリカ在住17年間で感じていたことです。泣くこと、涙をみせること、に対して「Don’t Cry. あなたは自立した女性でしょ」と幾度といわれ、その度になんとなく不自然な違和感を覚えた記憶がありました。子供にたいしても泣いていると「Don’t Cry.強くなくっちゃダメでしょ」というお父さん、お母さんが多かった。
泣いたっていいんじゃないか。涙をみせたり、辛い時に辛いと言ってもいいのではないか。そして助けが必要な時にはすがっていいのではないか。と私は思います。なぜなら泣くことは私たちがもっている感情の一つであり、とても自然なことであると感じるから。自然体でいることはとても心地よいことですし、涙で傷が洗い流され癒されることもあると思うのです。泣いた後はすっきりした経験を誰もがもっているはずですし、子供のころは大きな声をだして泣いて、そしてギュッとハグされると安心したもの。

教授は『大人になると人に触れられるのを拒んだり、涙を魅せるのを恥ずかしがったりする人がいるけれど、人に触れられるのは心地よいものじゃないか。不安な気持ちも吹き飛ぶし、人が触れ合う事で安心することもある。赤ん坊のころ親の腕に抱かれあやされたこと、今思うとなんと幸せで心地よい感覚だっただろうと思うんだ。。。』
大人になると人々は壁をつくり、相手からこう思われるから怖い、傷つくのがこわいから、と自分の周りにバリアをはり本当の部分の自分というものを隠してしまう傾向があると思うのです。そしてそれは欧米と比較して日本ではさらに傾向が強くなるとも感じています。
愛しているという感情は照れくさいもの、辛いという言葉をいうのは恥ずかしいもの。日本古来の美徳という言葉で表現すると聞こえは美しく聞こえますが、もう少しだけ心の扉を開いてみるともっと楽になれるのではと思うのです。もっと人と人との距離感、家族の間、恋人同士の間、夫婦間の距離が近くなると思うのです。

『助け合って生きる事、愛し合って生きる事、辛い時には、悲しみにひたって思いっきり泣くことも必要。そしたまた朝日が登ったら、今日起きる新しい出来事、今日おこるであろう楽しいことに気持ちを集中することが必要である。』

人生が終わりに近づくことはまぎれも無く誰もにとっても怖いことであります。私もそうなのですが、怖くないという事は死というものを間近に感じた事がないからなのではと思うのです。モリー先生は死の恐怖と戦い、死の床で命の炎が消えるという本物の恐怖を体験することで、こんなことを学びます。

「悲しみが怖い。痛みが怖い。愛するものが傷つく事が怖い。怖い怖いといっていたらいつも怖がってばかりいることになってしまう。
でも、恐怖の感情にどっぷりと自分自身が浸かることで、恐怖を深く、そしてくまなく経験することができるんだ。
そうすることで、痛みとは恐怖とはどのようなものなのか、ということが理解できる。そして愛とはどのようなものか、ということも解る。そして悲しみとはどうゆうものなのか、ということも解る。
そう、その時に初めて理解できてこう言えるようになるんだよ。
「よし、私はこの経験から学んだぞ。痛みや恐怖や愛情がどんな感情だかってことを。」一度わかったら、今度はしばらくこの感情から離れてみることも必要だ」


こうやって、死が近づいても恐怖を真っ向から否定せず、死を確実に認めながら、まだ残っている自分の時間を精一杯意味のあるものとして生きているモリー先生の生き方に多くの人が共感を覚えると私は思うのです。

「人生とは格闘であるが、勝者は常に愛である。愛はいつも必ず勝つ!」
「人生は限りあるものだから、自分を許すことが必要であり、そして他人も許さなければいけない。」


親もパートナーも、同僚も、過去に存在した人も、自分が今まで許せなかった人のこと、嫌いだった人のことも一旦リリースして、許してみると不思議にすっきりするはずです。許すことが一番難しいことだと言われていますが、意外とふとしたきっかけで簡単にできるのだと思うのです。そして、一度許せると自分の心の中にあったシミのようなものがすぅ〜っと消えて行き、キラキラした水蒸気になってしまうような感覚になることでしょう。私たちが心の成長を身をもって経験することが、人を許せた時ではないか、と私は思うのです。
私も親との間に未だに残る確執があります。なかなか奥深く、考えるととても辛く涙がでてきます。でも、親も所詮は愛すべき人間だからと考えられるようになったのもここ数年のことなのです。

感情に任せて相手が口にした醜い言葉。誰もが経験あることかとは思うのですが、怒りの時にでた言葉は真実性のある心の言葉だとは思っていません。だから許せるのです。穏やかな感情の時、美しい気持ちのときには決して攻撃的な言葉はでないことを解っているからです。
だから、口論の時に相手が言った言葉は許してあげてください。その時にはお互いをせめず、そして穏やかな状況に戻ったらゆっくりとした口調で目をみて素直に話し合うことによって再び理解しあえると私は思います。

最後に、私が感動したモリー先生の言葉を英語と日本語訳でご紹介します。
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多くの人々は人生に意味を見いだせずに歩き回っている。
自分では大切なことだと思い込み忙しく働いているのだろうが、彼らはまるで半分寝ているみたいだ。
なぜそうなってしまうのか?それは彼らが志ある目的のためではなく間違ったものを追いかけているからそうなってしまうんだ。
意味のある生き方とは?
それは人を愛すること。
自分を取り巻く地域、コミュニティー、社会のために貢献すること。
生きるための目的と意味を見いだすこと。
byミッチ・アルボム 「モリー先生との火曜日」より


“So many people walk around with a meaningless life.
They seem half-asleep, even when they're busy doing things they think are important. This is because they're chasing the wrong things. The way you get meaning into your life is to devote yourself to loving others, devote yourself to your community around you, and devote yourself to creating something that gives you purpose and meaning.”
By Mitch Albom Tuesdays with Morrie
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プロフィール

Appolonia

Author:Appolonia
自らのアトピー体質がきっかけで化学物質と無縁の生活と自然治癒の生き方を志す。
アメリカに17年滞在後2011年、日本へ帰国。
オーガニックの先駆者が集まるサンフランシスコで暮らし、
そして、よりロハス的な生き方を求め、オレゴン州ポートランドに移住。
アメリカの真のロハス文化を日本に伝え、日本の伝統的な文化をアメリカに紹介するプロジェクトを計画し日々奮闘中。
2児の母親。最近のマイブームは休日のオーガニック&ベジタリアンレストラン巡り。

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