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アメリカのカフェでの日々の出来事。香ばしい豆の香りのCOAVA BREW BARをご紹介。

2013.11.01 08:09|カフェ
朝カフェにて。お父さんと3歳くらいの女の子の会話が耳に入って来ました。機嫌が悪いのか何か甘いものを買って欲しいとダダをこねる娘に対して、お父さんはカウンターの前で娘の背丈に腰を下し、ゆっくり静かにこう語りかけました。

写真 2-9

「マドリン。誰かに何かお願いする時にはもっとナイスな言い方で言わないと。お父さんにも君にも、みんな心があるんだよ。今の君のように刺のある言い方をされたらお父さんの心は傷つくんだよ。わかるかい?」
穏やかにマドリンの瞳を見つめて、1人の人として大人が大人に語るように。
それをじっと聞いていた女の子。小さい心に何かを感じ取ったのか、少し静かになりこう応えました。
「あぁ、本当ね、パパ。私ちょっとパパに意地悪な言い方しちゃったね。ごめんね。(そして、にっこりと大きな笑みを浮かべて)パパほら、このクッキー美味しそうでしょ。私とシェアしない?」

写真 1-8

パパ:「ほらね、君の声のトーンの柔らかいと優しく聞こえるし、君の笑顔でパパの気持ちもすごく嬉しくなるよ。OK! クッキーが欲しいんだね。じゃぁ、チョコチップクッキーを買うからパパとい一緒に食べようか。」
そしてパパは娘をよいしょと抱きかかえて、丸くて大きなクッキーが入った紙袋を大切そうに抱えながらお店を出て行きました。

小さな人の心にも大きな人の心にも、心がある。
優しく伝えることで相手の気持ちも優しくなる。
ということをマドリンは幼いながらに学んだのでしょう。
そしてこのように小さな出来事を通して人としての気持ちのあり方、人としての関わり方や接し方の大切さを教えることは大人とても大切なことだと思うのです。


そうして子供の頃の1つ1つの出来事が基盤となり人生を造り上げていくのだと。

カフェにいると、こうした日常の会話が時々耳に入ってくることがあります。カフェはアメリカに住む人達の生活の一部。古い町にはユニークな特徴のある家族経営で地元密着型のカフェが多く存在し、カフェでは日々、様々なストーリーが生まれます。アメリカに住む親子のハートウォーミングな会話が耳に入り心和むこともあれば、気軽に話かけてくる人達も居たりと気さくな会話に花が咲く場所でもあります。産まれた環境も境遇もそれぞれに異なる者同士がカフェという場所に居合わせ、同じ時間を共有するという『偶然』が生み出すちょっとサプライジングなマジックが楽しめる場所がアメリカのカフェでの光景。

つい今さっきのこと、隣のテーブルでに座る30代と50代の親子。私の所に来て「あなたの靴、とても素敵ね。私もたまにオシャレしてヒールの靴を履きたいんだけれど、どうしても足が疲れてしまって。」全くの初対面ですが気軽に思ったことを口にするのがフレンドリーなアメリカ人。「ありがとう。もちろんヒールのあるオシャレな靴で履き易い靴なんてなかなかないわよね。私も毎日は無理。ただ、今日は娘の学校のハロウィンパーティーで今から行かなくてはいけないの。『お友達が見ているからママには綺麗な恰好してきて欲しいの』と娘言われたから頑張って履いて来たのよ。」(笑)と応える私。たわいも無い会話ですが、こうして見知らぬ人がちょこっとだけ自分のストーリーを語ってくれることで人生のタイムラインのある部分で接点が産まれるという事がなんとなく嬉しかったりします。

さて、今日のラブライフスタイルでは数あるカフェから、ポートランド在住のRenaさんより、拘りのコーヒーを提供するカフェのレポートをします。今ポートランドではコーヒー競争が起きているかのように、美味しい豆をつかって絶妙なコーヒーの味を引き立てる焙煎方法に拘り、注文から時間をかけてコーヒーをじっくりと淹れてくれるコーヒー専門のカフェというものが流行の兆しをみせているように感じます。
その中でもトップクラスの本当に美味しいコーヒーを提供するカフェより。


写真-32


tasse de café


Coava
http://coavacoffee.com/

北へ向かい、脇目も振らずに走る車の行列が去るのを待って小走りでGrand Ave.を渡り、Coavaとかかれた窓から中を覗き込むと、そのファサードからは想像しがたい、広々とした空間が目に飛び込んできた。
新しいカフェに入るときはいつも心が小躍りする。もしかしたら、ここがお気に入りの場所になるのかもしれない、という期待と同時に、なぜかしら緊張感すら沸いてくる。

扉をそっと開けて実際に足を一歩踏み入れてみると、先ほど覗き込んだ際に見えた面積に加えて、更に奥行きがあり、向こう半分はほぼからっぽで、カフェとギャラリーが合体したような空間であることに驚かされる。

写真 1-7


手前半分のカフェであろう空間には、(というのも、奥の空間が手前半分と融合しているようで、全く異なった世界観を醸しだしているので)6人がけほどの大きなテーブルがいくつかランダムに配置され、二面ガラス窓に面した店内北西の角にはアンティークの機械を改造した洒落たテーブルが、太陽光に燦燦と照らされて、そのいぶし銀の重厚さを増している。

写真 2-8


又、最近あちこちのカフェで見かけるコーヒーロースターが、ここでも店内に無造作に置かれており、鼻から一気に入ってくる香がたまらない。この香だけでも、なんて幸せな気分になれるのだろう。

写真 1-6

何を飲もうか決めかねていると、いかにもポートランディア(ポートランド地元民)といった装いのモダンヒッピーなお姉さんが、今日のコーヒー二種類を薦めてくれる。1つは繊細でスムーズ、かつフルーティーなエチオピア産、もう1つは、濃厚でスムーズ、そしてアーシーなエルサルバドル産のもの。そこで、友人とそれぞれ頼むことにした。話を聞くと、どうやら奥は隣の竹製家具やさんの展示場らしい。コーヒーを待つ間、そのがらんとした奥のスペースを端まで進みレストルームを覗いてみると、なんともモダンでまたもや広々とした、竹基調の素敵な場所だった。もしここへ来ることがあれば、是非チェックして欲しい。

写真 4


さて本題。注文を終えてコーヒーを待つお客の目の前には、まるでオープンキッチンのようなカウンター、そしてその上にはガラス製のコーヒーメーカーが4つ5つ並べられている。

写真 3-5


更にここからが、ときめきポイントなのだが、Coavaで使うフィルターは、全てステンレスのフィルターなのだ。ペーパーフィルターとは違って、何度も使えるし、健康への害も懸念されるプラスチック製のフィルターとは見た目も出来上がりの味も、格段違う。正直あまり見たことがなかったで、とても新鮮だったのだが、ポートランドの別のカフェでも(Bistroカフェなど)使われているそうで、思わず購入先のオンラインストアを教えてもらった。
(ちなみにアメリカではablebrewing.comで販売。)

写真 2-7

Coavaの刻印までされた銀色に輝くフィルターは、これからいただくコーヒーの味を約束してくれたようなものだ。
カフェの気さくなスタッフとしばらくそんな談笑を交わしている間に、待ちに待ったコーヒーが出来上がった。湯気立つマグカップを両手で包み込み、自分達のテーブルへと向かう途中、ふと、CoavaブランドのTシャツやグッズが置かれた台に、砂糖だけぽつんの置かれていることに気づく。最近は、砂糖のほかにはちみつもほとんどのカフェで用意してあるし、ソイミルクやココナッツミルクまでもが常備されているカフェも珍しくないというのに。後で聞けば、こちらはコーヒーナチとも揶揄されるほど、コーヒー本来の味を楽しんでもらいたいという強い信念があるらしい。なるほど、通りでミルクの用意がないわけだ。ちなみに、メニューにはカプチーノやラテもあるので、そこまで頑固一徹というわけではなさそうだが。また、スタッフもとてもフレンドリーだったので、ナチという表現は不適切かもしれない。それだけ、命をかけて真剣にコーヒーと向き合っているということであろう。

そしてやっと最初の一口。もちろんブラックで飲んだこの一口で、ここは当たりと確信する。美味しい。

写真 1-7

贅沢なのか無駄なのか正直紙一重である広々とした空間は、倉庫の名残の高い天井も手伝って、Coavaホールといった雰囲気だ。こういった芸術的でちょっと気取った場所は、惹きつける客も類似してしまうのだろうか。面白いことに、私達も含め、客の9割がアップルユーザーであったことも最後に加筆したい。


COAVA BREW BAR

1300 SE Grand Ave. Portland, OR, 97214

Weekdays 6 AM - 6 PM // Saturday 7 AM - 6 PM // Sunday 8 AM - 6 PM

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プロフィール

Appolonia

Author:Appolonia
自らのアトピー体質がきっかけで化学物質と無縁の生活と自然治癒の生き方を志す。
アメリカに17年滞在後2011年、日本へ帰国。
オーガニックの先駆者が集まるサンフランシスコで暮らし、
そして、よりロハス的な生き方を求め、オレゴン州ポートランドに移住。
アメリカの真のロハス文化を日本に伝え、日本の伝統的な文化をアメリカに紹介するプロジェクトを計画し日々奮闘中。
2児の母親。最近のマイブームは休日のオーガニック&ベジタリアンレストラン巡り。

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