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ADHDってどんな障害?どんな療法が効果的?

2013.12.09 06:54|発達障害
アメリカではだれでも知っているADHD。日本では最近発達障害の認識もかなり浸透してきて、注意欠陥・多動性障害という言葉も少しずつ認知されてきているようです。ただこのADHD、かなりの誤診が多いのも確かで、すこし落ち着きがなかったり他の子より幼かったりすると「うちの子供もADHDじゃないかしら?」という心配する親も多数いるようです。アメリカでは3歳から17歳の男の子の12%(10人にひとり以上ですね)がADHDの診断を受けているという統計もでています。

それではどんな子供がほんとにADHDなのでしょうか?ADHDと診断する上で3つのキーポイントがあります。まずは「不注意」(Attention deficit)あること。集中力が続かない、気が散りやすい、同じ注意を何度もされたり、書く字がとってもいいかげんだったり、忘れっぽいというのもこの中にはいります。

そして「多動性」( Hyperactive)であること。これはじっとしていることが苦手、机に座っても手や足などがそわそわ動いていたり、落ち着きがないということです。ADHDのHはこの多動性(Hyperactive)からくるため、この症状はなく「不注意」と「衝動的」がひどく問題な子供はADDという診断がくだされます。小さいうちは男のほうが断然多くADHDの診断を受けるのはこの多動性にあると思います。私自身もとても「多動性」な息子がいますが、どうしていつもこんなに元気にいられるのかしら、とあきれるほどいつもエネルギーいっぱいです。

そして「衝動的」( Impulsive)、これは思いついたまま行動に移してしまったりすることをいいます。まだまだ謎の多い脳の機能ですが、人間の衝撃性をコントロールする前頭葉(Frontal Lobe)は20代後半になってやっと出来上がるということも最近わかってきました。そうなると子供たちが後々のことまで考えずに衝撃的に行動に移ってしまうのは仕方のないことだったりもするのです。

ただこの3つがあてはまらない子供っているでしょうか?子供のADHDを診断する上で頭の隅においておいてほしいことは、子供はふつう不注意で、他動性で衝動的なものであるということ。「うちの子供もADHDじゃないかしら?」とたくさんの親が思うのはそのためです。

実際にADHDの子供はこのような症状が学校と家と両方でみられ、そのため学校の成績や生活態度にひびいていくのが現実です。アメリカでは6歳から12歳の子供の20人に一人はAHDHの薬を飲んでいるという統計も出ています。こんなに小さいうちから薬を飲むのは、学校で問題なくすごせるように、授業中に集中できるようにという親の希望が一番の理由だと思います。ただ現実として一番多く処方されている子供用のADHDの薬のほとんどには覚せい剤とおなじ成分が入っているという事実もきちんと理解してから、そういう選択をしていくのが大切だと思います。

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それでは薬を選択しない子供にはどんな療法がいいのでしょうか?

一番効果的な療法は運動といわれています。ヨガ、空手、太極拳がなかでも特に効果的だといわれてます。

そして毎日規則正しい生活をすること。休日でもある程度のスケジュールがあったり、家の決まりがしっかりしていたり、次にやることをちゃんと子供が認識していたりすることです。週末だからといってすごく遅くまで起きていたり、お昼近くまで寝ているというのは、子供にとっては大人が思うよりバランスが崩れるものです。

それから繰り返し物事を教えるということはADHDの子供と接している上でとても重要なことです。ADHDの子供たちは普通の子供たちの2倍、3倍同じことを繰り返していわなければ学びません。「何度もいっているでしょ?」「なんでわからないの?」ではなく、最初から繰り返し何度も同じことを教える必要がある、とわかっていて接してください。例えば学校にある「廊下を走らない」というルールも、何回聞いていてもその場になるとすっかり忘れて走ってしまうのがADHDの子供たちです。

しつけもとても大切な療法です。「発達障害があるからうちの子供にはあまり厳しくしつけても・・・」と思っているのであれば、間違いです。しつけをしっかりすることで子供たちは安心感を覚え、きちんと根をはっていくのです。親としては気分で罰を与えるのではなく、いつでも同じルールでいることが大切です。罰を与える場合は(例えばおもちゃを投げたらそのおもちゃを取り上げるとか、ゲームをやめるようにいったのにいつまでも遊んでいたらその次の日はゲームで遊べないとか)その行動とまったく関係のない罰(例えばおもちゃを投げたり、ゲームをやりすぎたことに対して、罰としておやつを抜くなど)を与えるよりなるべくその行動の結果が直接関係したものにすることで、子供は次に同じ行動をとるときに罰について考えることができます。

ADHDの子供が心理カウンセリングにいく場合は、アメリカでは一般的に広く使われている認知行動療法(Cognitive Behavioral Therapy)が薦められています。この認知行動療法についてはまたの機会にお話したいと思っています。他にも新しい療法がいろいろ出てきていているので、またすこしずづ紹介していきたいです。

ADHDは生涯持ち続ける発達障害といわれています。リサーチでは50%以上の子供たちがそのまま大人になっても同じ症状に苦しんでいるという結果が出ています。それでも薬やいろいろな心理療法でその症状を減らし、暮らしやすくすることは可能だというのが現実です。もし「うちの子もADHDじゃないかしら?」と思ったら、まずは子供が毎日なにかしらの運動できるような環境を作ってあげることからはじめるのはどうでしょうか?
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Appolonia

Author:Appolonia
自らのアトピー体質がきっかけで化学物質と無縁の生活と自然治癒の生き方を志す。
アメリカに17年滞在後2011年、日本へ帰国。
オーガニックの先駆者が集まるサンフランシスコで暮らし、
そして、よりロハス的な生き方を求め、オレゴン州ポートランドに移住。
アメリカの真のロハス文化を日本に伝え、日本の伝統的な文化をアメリカに紹介するプロジェクトを計画し日々奮闘中。
2児の母親。最近のマイブームは休日のオーガニック&ベジタリアンレストラン巡り。

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